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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 僕らの食卓

    三田織

    食べることは生きること。
    ネタバレ
    2020年11月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ならば、どんな風にごはんを食べるのかというのはどんな風に生きていくのかということに繋がるんじゃないか?そう思うのは大げさではないのかも。そんなことを考えてしまいました。
    豊の過去が小さな子どもの絵で表現されるのが一層たどたどしく悲しい。一番敵意を向けてきた兄を恨んでもおかしくないのに「かわいがられたかった」なんて(泣)兄も兄で突然できた弟を受け入れられないのは自然な気持ちだと思います。「両親も妹も自分だけのものだったはずなのに」と思うのは家族が大好きだったからだろうし、親が不在がちならなおさら家を守るのは自分しかいないと思うだろうし…もう、周りの大人がしっかりしてくれよ!!と怒りの矛先がまた別の方向にいってしまう。「幸せで怖い」とかさー(号泣)でも、愛することは失う痛みも引き受けること。そんな風に話す穣のお父さんを見て、思わず自分の家族を顧みてしまいました。そうだよね。この平凡な毎日もずーっと続くわけじゃない。いつか失われる時が必ず来るんだ。その時は痛がろう。豊たちの毎日は続いていくんだろうと思えるラストでしたが、もう少しだけでも続きがみたいなー。続編はもう出る予定はないでしょうか??
  • 私の正しいお兄ちゃん

    モリエサトシ

    ただのイケメンではありません^_^
    ネタバレ
    2020年1月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんとなく無料立ち読みを読んでハマったパターンです。

    この謎多いイケメンの顔が大好きなのもあるけど、特に表情がいい!標準装備の微笑みが外れた、焦る・はにかむ・怯える・すがりつく・ホッとする…等々がいちいち胸にきます。ガーン(ではないけど絶望顔)としてるところは一周回ってちょっと面白い。イケメンなのに。

    ストーリーを端的にいったら「幸薄いカップルがどうしようもない運命の流れの中、懸命に恋愛していく」で間違いはないと思うのですが、なんか思ってたのと違うんですよね…
    ヒロインとイケメンのお互いがお互いを自分にはこの人しかいないと、大事に大事に思っているんですが、この執着心が怖い!そしてちょっと気持ち悪い(^^)!!
    でも当たり前ですよね。半ば人並みの幸せを諦めて生きていたのに、自分を否定せず受け入れてくれて、一緒に生きてくれる人が現われたら絶対に手放したくない。邪魔する奴がいたら排除する。それぐらい必死で激しい気持ちが、ただただ恋愛のきれい事ばかりなはずがない。

    でも!初読では「おーい!それやったらアカンやつやーん!!」とツッコんでしまうような危ういドン引きな行動も、二度目では何だかヒロインと一緒にキュンとしたり感動してしまうんだから不思議なものです。
    ストーリーもサスペンスなこともあり、主人公カップルが危なっかしくて結末まで見守りたくなります。ハッピーエンドになってほしいですが、どうなることやら…