絶対じゃないけど永遠を願ってしまう、そんな2人のことを「尊い」と呼ぶのだな、と理解させてくれた作品です。
こどもだけどもう純粋な子供ではない、かといって大人にもなれない、幼くてかわいくて純粋で、でも今いる世界の狭さも、今が絶対ではないこともわかっている。不確実で頼りない日々のなかで目一杯恋をしている2人の儚さがキラキラしていて、切なくなりました。
ドラマチックなことなんて何もない、何の変哲もなく過ぎて行く日常を一緒に過ごせることは、奇跡のようなもので、大事にしたくなるものなんだ、と教えてもらえた気がします。