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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • アフターメルヘン

    田島生野

    作画は綺麗で読みやすいです。
    ネタバレ
    2024年8月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 上巻を読んでいる時点では、面白い着眼点ではあるものの全体的には似たり寄ったり、平坦な流れだから続きはもういいかな‥と思っていたのですが下巻で完結なのでそれならばと最後まで読んでみました。
    作品の根幹的な、この兄弟の存在の謎の種明かしにはそう来たか~~!!!ととても感激でした!!
    世界の箱庭システム、美しい世界で生きる為の命と引き換えに兄の背負った業、愛情で守られてきた無知で無垢な弟、何も持っていない 筈なのに部屋に入れた理由、等々 諸々の真実を知り兄を失くし絶望と後悔とそして理解した己の業を今度は自らで背負い、これからはこの箱庭世界でひとり、生きていくんだ、、、

    という素晴らしい展開にならないのが、残念すぎる!!!
    ストーリー的には本当は恐ろしいグリム童話路線ではあるけれど最終着地は完全ディズニーのそれにしたのですね…ハッピーエンドが大衆の好みなのでそういう舵切りになるのも解るし読者の評価を見てもそういう傾向の人が多いことは明らかなので、この終わり方が正解なのでしょう。なんか途中つらくて悲しい感じもあったけど兄弟がハッピーエンドで良かった~という安っぽい読了感で済まされて記憶から薄れて行ってしまう仕上がりが残念でなりません。とっても素敵な着眼点でしたのに!!!

    初めてグリム童話に触れたこどもの頃を思い出しながら物語1つひとつのその後をそれぞれ楽しむ分にはサラリと読めて良いと思います。絵もメルヘン世界に似合った綺麗で可愛いタッチ、丁寧な作画でとても読みやすいです。
    個人的には最後の最後の軽薄さ、台無し感が悲しかったので☆2とさせていただきました。でもこんな感想を抱く人間は私くらいなものでしょう。
  • 春と夏となっちゃんと秋と冬と僕

    佐岸 左岸

    帯の 尊い、の意味が解りました。
    2022年9月12日
    絶対じゃないけど永遠を願ってしまう、そんな2人のことを「尊い」と呼ぶのだな、と理解させてくれた作品です。
    こどもだけどもう純粋な子供ではない、かといって大人にもなれない、幼くてかわいくて純粋で、でも今いる世界の狭さも、今が絶対ではないこともわかっている。不確実で頼りない日々のなかで目一杯恋をしている2人の儚さがキラキラしていて、切なくなりました。
    ドラマチックなことなんて何もない、何の変哲もなく過ぎて行く日常を一緒に過ごせることは、奇跡のようなもので、大事にしたくなるものなんだ、と教えてもらえた気がします。
  • オールドファッションカップケーキ

    佐岸 左岸

    もう、、、好きです…
    2020年10月23日
    あらゆるものが凝縮された好き、の一言に尽きます。
    綺麗すぎない線描が絵に柔らかさをもたらしてくれていてそれがキャラにも感じられるよう。一見何の意味もないような、景色や風景の日常の一コマを切り取った描写が静かな映画を見ているような気持にさせてくれます。
  • 嫌いでいさせて

    ひじき

    ちょっと、クズが居るけど、大丈夫安心して
    2020年5月16日
    今回も最高にしあわせな気持ちになれますぜひ沢山の人に読んでほしい。殊この世界では女性キャラの立ち位置ってかなり重要だと思うのですが、娘ちゃん筆頭に全員が最高に好ましい。
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  • 兎が二匹

    山うた

    残酷
    ネタバレ
    2020年2月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ズシンと心に鈍さが残る後味。彼も同類になっていて再会できて2人で永遠に、というのが所謂ハッピーエンドになるのかなと思うけれど、匂わせ描写もあるけれど、確率的にはほぼゼロな展開予想。彼女にとってはどちらであっても辛くて悲しくて寂しさだけが永遠と続いていく。残酷な愛のお話。