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今月(5月1日~5月31日)
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シーモア島


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すごく良かったです❗2019年8月28日出だしはアリシアの境遇が如何なるものか分からず捻くれている質にも映るかもしれませんが、読み進めるうちにその生い立ちや現状に言葉を失い、そしてアリシアの真っ直ぐさに気付かされます。軽んじられた存在、命、顔面筋を使ったことなどないだろうと察せられる18年。ヒロインのコリスは貧乏貴族ではあるものの陽だまりのような暖かな家庭で育ち、人を疑うことを知らぬ前向きで明るい16歳の少女、コリスの人生はアリシアの世話係としてアリシアの住む離宮へ上がった日から激動し始めます。仄暗さと怪しさが漂うストーリー、アリシアの破滅的な独占欲の凄まじさ、エロチックさ、ソーニャらしさ満載です。アリシアの独占欲はコリス同様嬉しく感じる不思議さがあります。アリシアもコリスもその他の主要な登場人物たちも魅力的な人物で、王と王妃以外は皆愛すべき存在でした。本の中の登場人物なのに間近に迫ってくる生命感を感じます。素晴らしい作品でした。個人的希望としてアリシアの弟のクロードがヒーローのお話も是非お願いしたいです。
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ヒロインの体質2019年8月23日ソーニャですがヒーローはいたってまともなので安心です。ヒロインはうぶを絵に描いたような子。ヒロインの家は先天的に魔性を備えた家系ということでしょうか。魔性の女イコールお色気系でないのは言うまでもなく女性からすると一見「?」ということも大いにあり、ある種の男性の何かを覚醒させ精神を蝕み理性を崩壊させるフェロモンを遺伝させている家系なのでしょうか。更にストーリーから女性に遺伝しやすいように感じました。フェロモンを持っている本人はそのことに気付きにくいというのが難点ですよね、何かと自分を責めてしまう。この作品のヒロインほどの効力でなくても世の魔性持ちの女子は幼い頃から大小さまざまな性的被害に少なからずあっていることがあり悩んでいる人が多いです。そういうことを考えながら読んでいたのでヒロインがヒーローと心から幸福になれる未来は本当に嬉しく思いました。心配なのはヒーローの腰、毎日のように日の半分を身体を繋げることに割いていてはいつか腰がおかしくなると思います。今だけかしら、そのうち治るかしら。ヒロインは心から信頼し全てを預けきってもまだ足りずヒーローに縛られたいとまで感じてしまうほどの存在であるヒーローから性の目覚めの瞬間から快感の全てを与えられ、安心感幸福感と直結し、より強烈な快感となってヒロインを支配している性行為に最終的に溺れています。そういうところもソーニャっぽいと感じます。母の恋人たちやモブ軍団、分かりやすい忌まわしいことはありますが、ヒーローとヒロインの内面を描くストーリーに桜井先生の作品の奥行きを感じます。文章も美しく映画のようでした。最後に付け加えるとヒロインがどんなにエッチが好きでおねだり上手でも、ヒーローはそれを超えてしっかり者なので今後は大丈夫、安心です。
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ひたすらに愛🐶2019年8月21日こんなに素敵な恋人、ヒロイン羨ましいです。家事から何からこなして現代版スーパーヒーローですね。愛し方も性癖も含めてとてつもない愛を感じます。ヒロインが好きで好きで仕方ないのが伝わってきます。ヒロインも可愛らしくてでもしっかりもしてて賢くて、ヒーローへの愛は一途。海のそばのお家の描写、登場人物たちの生命感、美しい作品世界にどっぷりはまりこみました。狂愛は確かに少し過度な表現かもしれませんがヒーローだけでなくヒロインもそうだし、若い時は狂愛めいてるものかもしれません。いつかヒロインの描いた夢のような本当に穏やかな愛の形になっていくのでしょうね。
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タイトル通りです😍2019年8月19日まさにタイトル通りです。後書きで桜井先生が読む人を選ぶかもというようなことを綴られていましたが私はこのくらい手ぬるくないのが好みです。だって権力者ですもの。そして4歳も年下で婚約者のいる女性に横恋慕という圧倒的に不利な位置からのスタートですもの。人の心を推し量るなんてことは教育になく、けれど溺愛されて育った12年。ヒーローの生い立ちに同情の余地は全くないけれど、初恋を見事に成就させるあたりやはりただ者ではないと思います。ヒロインは4つ年上だけど身分だけでなく抗うことは敵わない相手、愛されているということだけが盾。私はこんな幸せないと思います。本当に面白かったです。ひたすらに純愛でした。桜井先生、素敵な作品をありがとうございます。
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萌え2019年8月18日桜井さくや先生の作品を始めて読みました。TL小説はこれまでに何冊か読んでみたことがあるだけなので詳しいことは分かりませんが、こちらの作品は本当に素晴らしいと思いました。ストーリーの淡々とした感じが違和感なく、また自然にイメージが浮かんでくる文章も良かったです。ソーニャ文庫でタイトル通りを想像すると少し違うのかもしれません。ヒーローとヒロインの年の差が1つというのもとても自然に感じて良かったです。下僕体質ヒーローのモジモジした感じとヒロインを守る時に見せる本気のギャップが堪りません。芦原先生の挿絵も本当に美しく両先生のファンになりました。