しろもさんがつけた評価
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幼なじみのもどかしい両片思い。
出会ってからほぼ一目惚れ同士。次第に友情より恋する気持ちが溢れそうになる攻め目線からのストーリーです。
読んでいるとお互い両思いなのはすぐ分かるのですが、受けには芸能活動をしたい大きな夢がある。しかもそれを掴みかけている。
受けに会いたい触れたいと思いながら、同性同士、ましてや憧れていた芸能界でどんどんステップアップしていく受けに、諦めなきゃと必死に感情を抑える攻めに胸が痛くなりました。
秘密基地、2人で肩を並べて帰る通学路、その途中で眺める夕日、午後5時に流れてくる『夕焼け小焼け』、観覧車。
(特に観覧車のエピソードが両思い後も出てきてグッときました)
自覚した瞬間に諦めなきゃいけない恋…切ない。
ストーリーの展開上、攻めの我慢のシーンが続くので、もしかしたらここは好みが分かれるかも。
受けの芸能活動シーンは少なめです。
普通のありふれた高校生活の描写が続きます。特別な事が起きないのが逆に良かった。
相手の将来のために黙って離れようとするけれど、相手が必死で追いかけてハッピーエンド、、、みたいな展開が個人的に好みなのでドンピシャでした。
何度も読み返すと思います。(閉じる)
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