nyanya6さんがつけた評価
出会うときには出会うのだ。人生28年の中で、この人と思った人とは 結婚に至らず傷ついたリサ。病院を辞...(続きを見る)
出会うときには出会うのだ。人生28年の中で、この人と思った人とは 結婚に至らず傷ついたリサ。病院を辞め、傷心旅行でイタリアを訪れたところに 運命の出会いが待っていた。弱ったところに付け込まれた感が無いわけではないが、マッテオの紳士的態度にはそれを忘れさせる要因を感じる。友達でー、と この言葉を受け入れる彼だが、その言葉に1番傷ついていたのはリサ本人だとも 容易にわかる。この物語には「狼」が特別な位置を占めている。けれど、1800年代後半、日本では北海道を開拓する住民は、狼と戦ってきた。命の闘いだ。日々の暮らしと 糧と命を懸けて。これは、私が学生の頃に読んだ本の影響だが、当時の人たちがこれを読んだら・・・と思うと 苦しいものがあって 神秘性に 直接は繋がらなかった。「結婚」知らない言葉のように感じると リサは彼から逃げた。けれど、彼の言う 神秘的体験に 彼の本質を知った彼女は 信じると決めてイタリアへ還ると決意するが、イギリスの自宅にはマッテオが来てくれていた。リサの祖母は言っていた イタリアは特別。どうでもいい事だが私にとってもイタリアは特別な場所だ。(閉じる)
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