nyanya6さんがつけた評価
思い込んだら試練の道を行くが男のド根性 なんて歌がありました(アニソン)なにも男に限ったことじゃない...(続きを見る)
思い込んだら試練の道を行くが男のド根性 なんて歌がありました(アニソン)なにも男に限ったことじゃない。心が動いた、けれどそこには嘘が有った時、全てが無に帰す。当たり前に信じた心が音を立てて崩れるその音が、耳鳴りに似て当たり前が消えていく音に変わるのだ。それを経験した時ヒロインリビーのように、心を砕いた男と少しでも似たものは嫌悪し憎み排除する行動は大いに納得する。気の毒なくらいに。これを回復するのには、疑って、疑って、それでも誠意が返って来るという経験を何度も何度も繰り返して、それを当たり前になっても また疑う。この疑うという行為の頻度と期間こそが癒しで、修復になるのだと私もこの年齢になるまで理解できなかったが、彼女もそれを反復した。ヒーローアンドリアスからしてみれば 何度も何度も繰り返されるそれには 忍耐で応えるしかないのだが、そこにジレて、破局が現実、受け入れてくれることは奇跡なのだ。物語としてヒーローがヒーローらしく耐えて存在してくれて癒された。勇気を見せたリビーも素晴らしいが、お互いが理想待ちというところで現れるというのも羨ましく癒された。(閉じる)
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