マンガ多すぎ!業界最大級!!
漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP少女・女性マンガ女性マンガ 小学館 フラワーコミックス 月刊flowers ミステリと言う勿れミステリと言う勿れ 1
無料会員登録で【70%OFFクーポン&最大100%pt還元】
ミステリと言う勿れ 1

ただ思ったことをしゃべっているだけなのに、謎が、人の心が、ときほぐれていく――
整の言葉にあなたもハッとさせられるかも?
今日もおしゃべりが止まらない!
田村由美が贈る、新たなる解読解決ストーリーをご覧あれ!

作品内容

話題沸騰★青年・久能整!ついに登場!!

『BASARA』『7SEEDS』の田村由美、超ひさびさの新シリーズが
ついに始動!! その主人公は、たった一人の青年!
しかも謎めいた、天然パーマの久能 整(くのう ととのう)なのです!!

解決解読青年・久能 整、颯爽登場の第一巻!!

冬のある、カレー日和。アパートの部屋で大学生・整がタマネギをザク切りしていると・・・警察官がやってきて・・・!?

突然任意同行された整に、近隣で起こった殺人事件の容疑がかけられる。
しかもその被害者は、整の同級生で・・・。
次々に容疑を裏付ける証拠を突きつけられた整はいったいどうなる・・・???

新感覚ストーリー「ミステリと言う勿れ」、注目の第一巻です!!

新刊自動購入と月額メニュー継続で10%還元!
詳細
  
簡単
1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  15巻まで配信中!

映画化

「ミステリと言う勿れ」

【出演】

出演:菅田将暉

【公開日】

2023年9月15日

レビュー

ミステリと言う勿れのレビュー

平均評価:4.7 2,869件のレビューをみる

レビューを書く

高評価レビュー

事件が次々、事件だけじゃない事を抉り出す
久能 整(くのう ととのう)は特異なキャラ設定された大学生。生育環境も訳有り、バイトをガンガンしてなさそうだが学費はどこから出てるのか、親の姿も帰省もないで、独り暮らしはいかにも訳有り。現在の彼自身を形成した諸要素は、こま切れに匂わせ程度に提示されるのみ。快適といえない回想。
人と密着した関係を築きたがらないかと思ったら、意外な位に時に人との距離をグッと寄せてきて、踏み込んだ言葉で、寄せた相手に自分の見解をズバリ、虚をつかれた相手は久能くんの観察力と分析にぐうの音も出ない。
トリビアだけども博学才穎で、かつ他人が看過することを情報として蓄積して重視、それなのにどこか狭い孤独の塔にひっそり生きているかのような。それでいて将来就きたい職業との大きなギャップ感。作者の巧みな読者への驚かしなのか、それともこれも人物造形の一環なのか。だけれど、その人間関係含めオープンとは言い難いキャラと、人が持つその職業観とのズレを指摘されたときの、彼の論破法も一理があって。実によく考えるタイプ。

それら理屈コネコネをいろいろ楽しむ話。
たまに「七ツ屋志のぶの宝石匣」が頭に浮かぶ。

事件は殺人とか、割と血なまぐさい。
作中登場人物に言わせている通り、八つ墓村みたいな横溝(正史)がかったところもあった。
小さな(実際は小さくもなく大事件だが、この作品全体の構造上、入れ子構造として体感的相対的に「小さい」と表現)事件それぞれに、久能くん関わってしまっていて。

現在最新刊10巻迄の全既刊分読んだところ。1巻目最初からずっと面白いが、特に、8巻終わりから10巻までが、私は面白く感じた。
変わっている、というべきか、一筋縄ではほどけない、というのか。兎に角、私には「これもミステリと言いたい」話だ。

実は名作2作共未読なので田村先生作品をお初で読む。久能くん以外はビジュアル許容出来る一方、この主人公だけは、なんか苦手。が、本作を読み進めるにつれ、その彼への理解が深まる予感がしている。

黒色部分が景色などでは現実感のない挿し方がなされ、絵に、幻想といっては大袈裟か知れないが、ある種の、向こう側感が漂い、お話世界のこととしてのリアル世界との切り離し実感を促されているような気がする。
いいね
18件
2022年1月9日
フーダニット 〜 二重に絡む謎解き
12巻まで読了。
ミステリーを読む醍醐味は思いも拠らなかった手法や思考でズバッと解決、謎を回収してスッキリとした爽快感を得る事だと思います。特に思考の積み重ねとそこから導かれる閃めきに惚れ惚れしてしまいます。探偵役は日々あらゆる事に疑問と興味を持ち見識を広め深める天才ではない人物だと尚更好感度が高いです。(※あくまでも私的見解です。)

今作の久能整はまさにドンピシャ!うざったらしい隠キャなのも好み。彼を取り巻くのは、大隣署の刑事たち(情報の提供元・正当法で事件にアプローチ)、犬堂家の面々(裏ルートで謎の大元を攻める)、入院患者のヒロイン(久能の内面に作用)等々。彼らとの掛け合いで笑いや切なさなど様々な感情をもらえます。その上、やり取りするうちに謎の核心に徐々に近づくという面で、久能を孤独の探偵にしておきません。
………
さてこの久能整が長々と垂れ流す能書き、もとい、疑問と見解が、この作品のカラーを決定付けてしまうほどの分量で描かれています。
個人的に共感できるのもあれば、ちょっと穿ち過ぎじゃね?と思うのもあり退屈しません。
彼の語りから、固定観念をぶっ壊してあらゆる方向から物事を見て考える楽しさを読んでいます。
謎解きはいかに頭が柔らかいかで勝敗が決まるのでは?そして前述したように探偵は常々考えて疑問を持ち続けることが矢鱈多い方がいいと思っています。
作品によっては探偵の考える過程をずーっと黙っていて最後に説明するスタイルもあります。古典とかはその方が多いかもです。
しかしこの久能整はやんぬるかな、口にせずはいられません。もうそういうキャラで立ちまくっています。
これは作者さまが言いたいこと、ではなく、久能整がそういうキャラクターであること、と履き違えずに読むといっそう面白いです。
………
舞台は富山に移りまたまた大波乱の予感。美しい景観と美味しそうな食べ物でも楽しませていただいてます。富山とカレーと言えばイミズスタンと呼ばれるカレー王国も取材してほしかったかな〜。
いいね
25件
2023年1月15日
ぐっと引き込まれる、ぐさりとくる言葉たち
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ケアするべきなのは、いじめ被害者ではなく加害者の方」という話や、職場での女性の扱われ方など今まで甘んじて受け入れてしまっていたことを改めて「それっておかしくない?」と言ってくれることがとても心に沁みます。
あらゆる場面で、「普通ってこうだよね、でも○○じゃない?」と、今まで自分が無意識に当たり前と思ってしまっていたことを具体的に指摘してくれるので読むたびに新しい発見や新しい感覚が自分の中でアップデートされていくようで面白いです。
違うんじゃない?と言われるのが「従来的な考え方に対して」となると、自然に年齢層の高い方に対してのアンチテーゼになりやすいのですが、これはその対象となる年齢、性別の方が読んだらどう感じられるのか、純粋に聞いてみたいなと思いました。
一方で、整くんは割と自分の意見の主張の仕方が強いので、反論を許さない空気があり、そしてそれはおそらくまだ明かされていない過去の体験に基づく意見が多いから自然とそうなってしまうのではないかと推察しています。まだ大学生で、今後たくさんの経験をしたらいくつかは考え方が変わることがあるのかどうなのか、そしておそらく整くんが年をとるころにはまた世代交代で若者がまた新しいものの考え方を提示してくる時に、整くんは自ら感覚をアップデートできるのか、それとも若者に指摘されるまで気づかないこともあるのか。この話はきっと代々人が考え方のアップデートをしていく中でいつも起きている物語なんだろうなぁとも思います。
大事なのは、「ねぇこれおかしくない?」と誰かが言ったら、聞く耳を持つということなんだろうなとこの漫画を読んで思いました。
ひとつひとつの出来事に丁寧に触れていく整くんの旅路を一緒に見ていくのがとても楽しいです。ガロくんのことは特別視しているようですが、先生を目指し人の心の痛みに敏感な整くんは、ガロくんのお話が本編に入った時にどんな立ち位置で何を優先していくのか、そこに注目したいなと思います。
いいね
10件
2022年3月23日
推理じゃなく心理と当然
探偵と言えば事件が起きた、さあ推理するぞと状況証拠をかき集めてそこから不可能を排除して解答を導き出すけど
この作品は推理では無くて心理を観察した結果として当然に出てくる答えが犯人を推理してしまうと言うか
事件の起きる起きないは関係なく関わったら暴かれる犯人からしたら厄介極まる主人公だなって感想
コロンボ臭いけど彼は最初から当たりを付けて補完するタイプだしまっさらなキャンバスに色つけて行ったら解決する絵になったみたいな推理より何故に事件に至ったのかって興味に重点を置いたのかな?
ともあれ楽しめるって意味では満点に近い
星4.5で繰り上げの5って評価です
似たタイプだと氷菓の主人公も理屈と可能性を重視するけどあれは推理するからちょっと違うか

まあ個人の感想はそんなところで
読んでて補完したいなと感じた部分をネタバレしないようにボカして書くと
病室での3つの問いかけだけど探偵として補完するなら彼は事件から学んでしまった
いや毒されたのかな?
どちらにしても悪人になったのにそれを擁護する言葉は沢山出るのに
最低の男の末路には作中誰も興味を抱かないんだなと
他のどの事件も真の悪人はサッパリしていて理由がある悪人には慈悲が与えられてるのが探偵ものとしてなら欠陥になるだろうなと感じた
境遇とか感情はどうあれ犯罪者を『だから仕方ない』と思わせるような描き方は読み手が幼いと悪影響を与えかねないので試みは面白いけど危ういなってのがあるなとレビューに書きたかった
そこがマイナス0.5点で4.5点の評価
確かにミステリとしては駄目な作品
犯罪を美化し過ぎなんだなと思ってしまう

金田一少年のウザいピエロとかもだけど美形の犯罪者が生涯の友達みたいな感覚で野放しになる話は個人的には嫌いなのですよ
いいね
2件
2024年8月6日
可愛い魅力のある整くんが好きーー
さすがの田村先生です。若い時にすっかり心を奪われた『BASARA』。壮大なスケールで愛を描いた超大作ですが、こちらは緻密に計算尽くされたミステリーです。タイトルに偽りなし、とはこの作品の事で、ミステリーを超越した人間ドラマです。まさしく、『ミステリと言う勿れ』は的を射た素晴らしいタイトルですね。

主人公の整くんの、鋭い観察眼と物事の捉え方に驚きます。多角的なものの見方をし、物事の本質をあぶり出します。あぶり出すと言うか、えぐる感じかな?。本質をズバッと斬る。それは人に対する見方や捉え方も同じで、なんだろ、心に核があるとするならば、核をえぐるイメージです。
最初の事件の犯人に諭す言葉が、重くのし掛かると共に、犯人自身が自分の心から逃げ出さずに、向き合うように投げかけたように思いました。犯した罪は決して許されるものではないけれど、なんだか物悲しくなりましたね。とてつもなく奥が深いんです。整くんにはぶれない強さがあると思います。様々な事をその強さで解決に導いて行くのでしょうね。この作品で、いろんな知識を知ったり、固定観念を覆したりと、ほんと驚きの連続です。ワクワクします。
頭はキレっキレなのに、どこか天然な整くんがとっても可愛い~。さらにちびっ子整くんが、可愛すぎるぅ~。

整くん自身も、何か辛い過去を背負っているみたいで、早く知りたいような知りたくないような…
でも、続きは早く読みたいな…

ドラマ化決定!やったぁーっ。おめでとうございます。絶対見る!自分が思い描いたキャストとは違うけど、菅田将暉くんなら、整くんのキャラを自分のものにして、いい実写にしてくれそうですね。他のキャスティングを考えながら楽しんでいます。

ちなみに、7SEEDSも素晴らしい大作です。超オススメです。
いいね
16件
2021年3月31日

最新のレビュー

主人公の言葉が好き
ドラマを見ていました。久能整(ととのう)の言葉にハッとさせられ、その通りだと思わず頷く。いじめの加害者にはカウンセリングが必要だとか。
いいね
0件
2025年4月25日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

容疑者、学生
広報:海人(シーモアスタッフ)
田村由美先生の、人間の内面を描くような漫画です。ある日、突然殺人事件の容疑者にされた久能整が主人公。傍から見ると悟っているような変わった男の子ですが、実はとてもよく人を見ていて、的確にツボを刺激するような人で、周りの人達も影響を受けます。近くにこんな人がいたら面白そうですよ!

お得情報をGET!登録してね

▲ページTOPへ