極貧なのに描かずにおれないネカフェ難民くんが、狂気的な芸術愛を秘めるスポンサーくんに見出され、売れる絵目指して邁進する話。苦労してきた彼が報われ日の目を見るまでの間隙だと、先は分かっているのにめちゃくちゃ面白かった。色んなとこ刺さりました。
底辺を生きてきた主人公は自信がなく慣れない世界への不安葛藤があり、何不自由なく生きてきた様に見えるスポンサーくんも何やら鬱屈した物抱えてそうで、二人の関係性にドラマいっぱい。
一方でユーモアあるキャラクター性とやり取りも好きです。凪森まじ笑える。
アート業界や絵画の流通について知れるし、絵の価値とは?がこれまた興味深い。新進気鋭の現代アートには疎いのですが…コンセプトの解釈に価値があるのだなと、分かってはいただけの事が腑に落ちました。主人公のセンス好きです。
ついでに1話ごとの意味分からないタイトルにもグッときます。えっ天才?
こんなに素敵作がクーポンでお得に読めるなんて…むしろもっとボられたって良い気持ち。出会っちゃったお陰でまた寝れなかったが、本当に有難うございます。ファン爆誕。
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