江戸の本所深川を中心に、火付盗賊改方として長谷川平蔵が活躍するお話。
私が大学院という少し年齢いったときにコンビニコミックから入りました。
そのため悪党を叩きのめす話だけではなく人情話も刺さって面白かった。
当時の食事の場面も多く出て
いて、美味しそうにお酒と一緒に食べてる風景にほぼ下戸の私は悔しく思ったもんです。
ある意味、酒の細道や孤独のグルメに通じるものもあります。
余談ですが、私の父は神楽坂で育ちました。
朝早くに小学校に登校すると仕事終わりの芸者さんとすれ違うと聞き、なんのことやらさっぱりわからない世界でした。
この漫画は本所深川で少し離れていますが、粋な世界も垣間見れ少しわかったような気がします。
晩年、父の枕元に池波正太郎の小説の方が置かれておき、それに気付き鬼平の話をしたものです。
下町のお店も少しだけ教えてもらいました。
私はネタが漫画という不肖の息子ではありましたが、年が離れ忙しいことからあまり無かった父との接点をもたらせてくれたこの作品には思い入れもあり感謝しています。
今夜はお酒をちびちびと飲んで、亡き父に故さいとうたかを先生について語ろうかなと思います。
あ、父も飲めないんだった(笑)。
もっとみる▼