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佐条利人の父とその部下 (下)
2巻完結

佐条利人の父とその部下 (下)

700pt/770円(税込)

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210pt/231円(税込)

作品内容

「俺、次長のこと好きなんですよ」ゲイであることを、ずっと隠して生きてきた部下、夏目寿一。息子の利人と同じくらいの年齢と境遇の“彼”を知り、父の気持ちに変化が訪れる……?

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作品ラインナップ  全2巻完結

  • 佐条利人の父とその部下 (上)

    700pt/770円(税込)

    「息子が結婚したーー……男と」父として、夫として、男として、昭和から変わらぬ価値観で生きてきた。息子である利人の結婚を認めきれず、ゲイに対して敏感になる中で部下から突然カミングアウトされてしまい……?
  • 佐条利人の父とその部下 (下)

    700pt/770円(税込)

    「俺、次長のこと好きなんですよ」ゲイであることを、ずっと隠して生きてきた部下、夏目寿一。息子の利人と同じくらいの年齢と境遇の“彼”を知り、父の気持ちに変化が訪れる……?

レビュー

佐条利人の父とその部下のレビュー

平均評価:5.0 62件のレビューをみる

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高評価レビュー

あの利人パパが。2巻追記
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 正直、タイトル見たときから、ソワソワしっぱなしだったんです。
 だって、あのBL界の眼鏡っ子男子のレジェンド利人の父で、無茶苦茶昭和脳でノンデリ発言をかましてしまう利人パパが、その部下とどうなっちゃうのか、想像がつかなくて。
 果たして、自分が感情移入するのは、親世代の利人パパなのか、その部下くんなのか、これいかに…
【以下、ネタバレ】
 自分の子どもって、自分とは別の人格なのに、無意識に自分と同質の存在だと親は思いがちなもの。
 お母さんの病室で、利人と光に対面したパパが放った言葉は、ノンデリの極みだったと思う(本作でも再現されてます)。
 ただ、あれは昭和の価値観で生きてきたパパの咄嗟の反応だったのかなと。
 本作では、そんなパパが、利人の言葉をぐるぐる反芻しながら、自分の中の価値観の転換と闘う姿が描かれています。

 そんなパパと出会う部下、寿一。ちょうど利人と同じ年くらいの部下に、自分もゲイだと告白されてからの2人の関係性の変化がもーう面白い。
 始めこそ、ノンデリ発言かましているパパにハラハラしながら感情移入して読んでいたのだけど、部下の寿一視点に切り替わったときに、そのノンデリ発言を詫び、人として真摯に向かい合う姿が、ずっと差別されて傷ついてきた寿一にぐっさり刺さるんだ、と気付かされて。
 それから後のパパの行動が、予想のはるか斜め上を行っちゃってて、今度はすっかり寿一に感情移入…
 しょ、昭和世代って、性的な手ほどきを親戚同士でするもんなんでしょうか?自分よりちょい上世代の男性の習わしを知らないがゆえに、パパの行動が読めなくて、寿一と一緒に動揺しまくっちょりました…。
 息子に近い寿一をほっとけない気持ちでしていることが、こんなにイケメンのゲイ男子を揺さぶるのね…
【2巻】中村先生は、利人と光の存在が周りに与えた影響を書きたかったのかな。とりわけ男性社会(ホモソサエティ)の中で生きてきた父親との関係作りは実際難しいそうで。終盤、パパが「受け入れる」のではなく価値観をアップデートして利人と素直に詫びを入れられるようになったシーンは、パパ、利人、読者皆が心が軽く温かくなる名シーン🌟思わず涙😢そして、お互いの間に壁を作らずに心を通わせられるパパの存在が、どれだけ寿一の救いになったことか。後書きに当事者の方からの指摘を掲載した先生の誠実さにもしみじみ。
いいね
52件
2025年12月26日
夏目さんは23歳
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 利人くんのお父様のお話。彼と近いか同じ世代かと思うので、佐条さんが息子の結婚式に参加できずあの様にジッと物影から見つめる、言葉にならないあの瞳の奥の感情に重ねてしまうものがありました。
しかしながら御祝儀はちゃんと渡していたんですね。それもかなりの金額と。佐条さんは妻が準備していたと言っていたけど、息子の為に夫婦で、息子の将来を2人で想って、横に分けていたお金だったんだろうかと。そうじゃないと急に渡せるものじゃないしなと。そんな所から利人が育った家庭はちゃんとあったじゃないかと、利人に思いましたよ。利人の思う様な父親じゃないかもしれないけど、顔を合わせたら喧嘩になって終わるかもだけど、それが家族じゃと、今は思います。

若い人とのギャップを佐条さんの様に私も感じますが、最近だと平成ナツ…と。平成って最近の感覚だったから…あともの凄く驚いたのがそんな彼らがクリスマス前から三が日後まで休暇を取っていた事。いや、本当に凄いなと。だから佐条さんの様に1番神経を使うのが、私も無意識に彼らに自分の常識を言わない様にと。私のはもう化石だろうし。だから佐条さんの様に聞き役が1番で。なのにそこに部下の夏目くんが来るんですよね…。佐条さん大変だろうなと思いました。

恋というより、佐条さんの為の子育てのやり直しの様に感じた物語。佐条さんは人生終わりの歳でもなく、若いでもなく、だけど節目ではあって。息子にどう言葉をかけ謝ったらいいのかも、社会人になった息子とは世代が違い過ぎて謝るきっかけもなく。そのまま病気になって人生終わるのかと思ったら、そうじゃなかった。病気を経験したから言える事ってあるなと。それがなかったら固定観念はそう変わらないなと。だから病気も必要とは言いたくないけど、あれがあったから佐条さんがゾッとする自身はもう彼の中でいないんだろうなと思いました。

にしても利人くんのお父様ですから…う腐腐。ヨーロッパの景色、2人…夏目さん、どう落とすの…?とひとり妄想。落とすというよりお願いして…ナドナド。子育てが終わって第二の人生が始まった佐条さんはきっと、と。長いとか仰っていたかと思いますが、愛されまくって下さいと2人を思いました。(中村明日美子先生の本は、アメリカの保守的なクリスチャン色が強い街の、市立図書館でも貸し出されていると。本当に社会が変わったなと)
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26件
2026年1月20日
星5つでは足りない!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしいクリスマス・プレゼントを貰った気分です。本当は一週間後発売の下巻を読んだ後にレビューするべきなのでしょうけど、待ちきれませんでした。

お父さんのお話し、部下からカミングアウトされて… と作品紹介にありその内容を多々考え不安に思ったりもしましたが、実際の作品は私の貧弱な想像の遥か上で、本当に素晴らしいです。シリーズの物語としてもそうですが、同性愛者に対する理解を深める入門書としても実に有効的だと思います。お話しのテンポも良くユーモアも混ざり大変楽しく読めました。

息子が同性と結婚し、世の中に数多く存在する同性愛に対する無意識かつ無遠慮な差別的な考え方に敏感になったお父さんの姿を見ることで、私達は彼がご祝儀を届けた結婚式の後に色々と熟考した事を知ることが出来、また彼の利人に対する愛が判る見事な始まりです。そして物語は直ぐに本題へと移行。部下の突然のカミングアウトとにより、父親自身が『同性愛』に直面。『君ら』『俺ら』という言葉の選択によりゲイ/非ゲイ両側の線引き、差別意識が明確化されるのがとても良いです。差別しているつもりなんて無いけど、そこには分かり易いグループ分けがあり、自分達とは違うと考えている、と問題の深さを垣間見れます。部下と言い争っている時に登場する利人&草壁のカメオ出演及びスピン元との関連、最高です。お父さんは2丁目で若い男と手を繋いで何をしているの?笑 私は『うちのヒゲ』にも是非会いたかったです、下巻で会えるかしら?そして草壁とお父さんの会話、本当に優しくいい人達ですね、この2人。部下の心からの言葉には強い勇気を感じ、そしてそれをそのまま受け止めるお父さんは人として大変格好良かったです。その後の2人の性的な展開も実に『なんだこれ』なんですが自然と受け入れられ、同性愛ってそんなに特別なものでは無くて誰もが思う以上に日常的かつ身近なものなんだと教えてもらった気分です。上巻の最後は不穏な展開での終わりですが、あのお父さんなので何も心配はないでしょう。佐条利人の父はきちんと頭を使い、ものを考える人ですから。
いいね
8件
2025年12月25日

最新のレビュー

え???
お、おわ、おわり??????!!!!!
まだまだこれからでしょーーよーーーー!!!!と思いつつ、ここで切る強さに感心しました。あとは読者の想像ですか、、、?
綺麗ですが続きが読みたい、、、
いいね
0件
2026年5月24日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

父がまさかの主人公
編集:烏龍(シーモアスタッフ)
息子の結婚に割り切れない思いを抱く父・佐条。部下の夏目からゲイだと告白され、単なる上司と部下を超えた関係に。中村明日美子先生の「同級生」シリーズ、利人の父が主人公の本作。ジェネレーションギャップ、マイノリティの在り方、親子の愛。そして、心の揺らぎを優しく肯定してくれる、心震える感動作です!

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