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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOPBL(ボーイズラブ)マンガBL(ボーイズラブ)マンガ 徳間書店 Charaコミックス 憂鬱な朝憂鬱な朝 3巻
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憂鬱な朝 3巻

作品内容

家柄も爵位も関係ない、ただ一緒にいたい──。桂木(かつらぎ)への激しい恋を抱えながら、佐条(さじょう)公爵家の令嬢との婚約話を進める暁人(あきひと)。将来を見据えた暁人は、親友・石崎(いしざき)の父に媒酌人を依頼する。ところが石崎は、「代わりに、桂木智之(ともゆき)が欲しい」と交換条件を出してきた!! 同じ頃、元書生の雨宮は、桂木の出生に関わる資料を発見して!?

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レビュー

憂鬱な朝のレビュー

平均評価:4.8 1,033件のレビューをみる

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高評価レビュー

桂木の変化と、並んで歩ける関係への変化と
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み耽ってる時ではないのに、最後まで一気読みした。予定外にポイント追加購入してまで(パック売りで)。
BLなので狭い読者層のジャンルだが、私は、よく描けているなと脱帽しきり。桂木の内面の変化の描写、二人の関係の進行が、頁追って(時間経過)クッキリ着実。撥ね付けた手が触れに行く手に、手を伸ばし自ら望む。一方的関係から双方向関係に。如実。
爵位のこと、時代色に深み。日頃読んでるハーレクインはこういう視点が無くてお飾りっ気強い。家の存続問題絡みも稀にあるのだが。

人目を憚る場面が各巻に入るので、見応えある漫画なのに外で読めない。

試験勉強中なのに読破。作品の魅力に抗えなかった。かなり満足。


ただ、華族子弟の学校が金まみれ設定は嫌だった。そこは残念。久世家の設定上のこととは思っても、心情的に抵抗感有り。
しかし旧領主としての責任感、身分制度の否定とは対極の部分は入っているのは良かった。

暁人帰国後の桂木の職の描写不明瞭。二人が並んで歩く絵は、暁人の望み通りで最終場面にふさわしいけれども、このときの桂木の職は?、という疑問一杯。遠恋の背景だったのに。

3巻目に回想に出てくる暁人お出迎えシーン(仕切る姿。「楽しそう」に変わる)と最終巻の直矢お出迎えシーンとの鮮やかな対比が良い。

桂木智之がずっと痛々しくてならなかった。結末にほっとした。

いつから好きになったなんてこと、関係ないなとつくづく思う。人は、いつから好きになったなんて、明確な発端の無い、気づいたらもう引き返せないほど気持ちが高まっていたなんてこと、普通にある。始まりの描写のないことを気にする (本作ではない)読者を見かけるが、きっかけのあるのもないのも、どちらもあること。読んでいて、それを今回はとりわけ強く思った。


基本BLジャンルのレビューはしない方針だが、一気通貫で読み終えて、レビューアーに加わりたくなった。

人物配置の微調整をチラチラ感じるのが長編の難しさなのかなと思う。不自然さはないものの、読み直すと個々の人物のキャラに敢えて強い立ち位置を与えず、さりとて全体として雰囲気を変えず、で、細切れ見せの効果に騙された感は残る。断片でも会話内に微妙な軌道修正不整合感が残るといったらいいのか。。

絵は素晴らしい。圧倒的な画力で空気を支配してるみたいだ。そして美しい。結構細部まで眺めすがめつで作品を堪能した。
いいね
7件
2018年10月26日
絶対に避けては通れないBL界の超代表作
言わずと知れた日高ショーコを語る時に絶対に外せない代表作。
私自身にとってもBLを語る時には外すことのできないBL全体を代表する超名作です。
明治時代っぽい華族社会を描いた時代浪漫作品で、華麗にして重厚な世界観はロマンチックでありながら渦巻く謀略と気の抜けない駆け引きで中々な読み応えです。
幼くして子爵を襲爵した暁人。
家令という難しい役職の桂木。
共にバックボーンは複雑でありながら明朗な暁人と厄介な桂木。暁人はまさに絵に描いたような成長物語の主人公キャラなのに対し、桂木は停滞と退行の果てにやっと自分自身の歩き方を見出すという何とも解りにくい男だと感じました。
主人公を暁人だけにせず桂木も主に置くことで「本当に面白い!」と感動したのだと思います。
桂木は厄介で面倒くさいです。日高ショーコ作品の数ある面倒くさいキャラの中でもピカイチ、むしろ最終形態では?と思うくらいの面倒くささです。なのにカワイイし愛しいし夢中になってしまうのは先生方の愛と上手さなの為せる技なのかな?と感嘆しきりです。
この桂木の出自の謎がストーリー的に効果的に描かれていて、更に桂木自身のミステリアスさを醸していると感じました。
壮大で複雑なお話なので、5巻あたりでBLとしてはちょっともたつきを感じました。しかし作品として重要な転換点なので初読時に目を皿のようにして一字一句、一コマ一コマ読んだのを覚えています。
≫≫≫
この時代に設定して下さってありがとう!と思ったBL的ニッチな所があります。
それは洋装の下に履く下履き。フロックコートの一番下がフンドシ……このたまらん感じ、わかって頂けるでしょうか?(しかもコレクションブックには桂木が褌を身に付ける最中が描かれていて身悶え致しましたとも!)
自分が育てた子どもと恋愛するというのも、光源氏と若紫か!?イヤそれより歳が離れているよね?という萌えポイントです。
怜悧で完璧な桂木が手段の為に男女問わず相手をする設定も何気にポイント高いです。
壮大な一大時代浪漫劇なのにちゃんと腐女子の萌えを突いてくださるトコ本当に好きです。
憂鬱で陰湿な始まりだったのに最終話の明るくキラキラした宝物のような未来を感じさせるエンディングも実にお見事です。
ただただ、はぁ〜、読んだ!読んだわ〜!と実感できる超大作、BLを読むなら絶対に避けては通れない超名作だと心から思います。
いいね
62件
2023年3月31日
読み返す事がようやく出来ました。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 一度読んだら読み返せない作品のひとつだったこの作品。最近やっとドキドキしないで桂木さんを見れる様になり、また再読しました。
俯瞰してこの作品を読むと、イギリスから戻った暁人は桂木さんと共に石崎家とは違った産業を起こしていくのかな…?と。消えていく華族制度から生き残るだろう未来の久世家を想像して余韻に浸りました。

桂木さんが底値で買い取った経営権、紡績工場は歴史的に見て大きく成長するんだろうなと。その頃には森山夫人に頼る事なく久世家の人材育成の資金は桂木さんが担うのかな?と。ようやく身分制度のしがらみから抜け出た2人は、自由に生きていくんだろうなと。そんな付箋を感じた最終話でした。

物語は維新後の明治時代。面白かったのが、新政府側の新勢力と旧幕府側雲の上の人達の力関係でした。近代化する日本社会をBLで読める面白さ…😩

そして自分の中で世界の王者…下着の王者なのが(桂木さんの)ふんどし…スミマセン。1巻中盤から細い、一反木綿が床に、畳間にひらりとあります。それは”桂木”さんの褌なのですが😩…2巻でしょうか…では、少しずれた彼のスーツパンツから見える”ヒモ”。男の正装からチラッと見えるヒモは、褌とスーツという東西ミックスだから生まれる艶…なのだろうかと(王者😩)別角度、正面…一瞬、ん?それは何?と思うのですが、それは正面から見た(桂木さんの)褌に包まれた…(深く語りたいですが語れません…)この楽しみは8巻、最終巻まで続きます。

どこかで龍馬は女性しか抱かず志士達から敬遠されていたと…下級武士でさえその価値観。久世の殿様に仕えていた家老 桂木家。変わらない公家の様に桂木さんに最初にそれを教えたのは誰だろう?と。先代はしなかった…(本人)西園寺さんだと失礼に…また惚れさせる余裕もあったかなと。習院時代は”平民が”と先代に言われていた状況を思うと、学友は…。
じーーと読んで観察。ハッと。雨宮さんと桂木さん2人のシーン、遠くを見る2人それぞれの眼差しから夫婦の匂いが雨宮さん…(一票)褌、最高デスネ✨
いいね
16件
2024年6月23日

最新のレビュー

疲れた
読み終えるまでに数日かかりました。時代背景や設定など話としてしっかりしていて読み応えがあるのですが、読むのに体力が削られる作品だなと感じました。
いいね
0件
2025年5月10日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

せつなくて苦しい
制作:そのめろ(シーモアスタッフ)
両親を亡くした暁人は10歳にして久世子爵家当主の座を継ぐことになります。そんな彼の教育係として現れたのは、冷徹な家令・桂木智之。父親からのただ一つの遺言、それは桂木に従うこと。自分に冷たい桂木に戸惑いを隠せない暁人ですが…冷徹にさえ感じられる桂木の厳しさ、二人は心を通わせていくことができるのでしょうか、続きが気になります。時代背景や複雑な環境設定も、この作品の雰囲気に色を添えています!著者は日高ショーコ、「花は咲くか」「初恋のあとさき」「茅島氏の優雅な生活」 などのセンシティブな作風で人気の作家さんです!

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