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子爵ヴァルモン~危険な関係~ 1巻
2巻完結

子爵ヴァルモン~危険な関係~ 1巻

420pt/462円(税込)

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作品内容

18世紀、パリーー。稀代のプレイボーイ・ヴァルモンと、その愛人であり盟友であるメルトイユ夫人が、清純な少女・セシルに、快楽への道を手引きする…!ーー発表当時、あまりにもスキャンダラスだったために問題視されたラクロの原作を、さいとうちほが大胆解釈!

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作品ラインナップ  全2巻完結

  • 子爵ヴァルモン~危険な関係~ 1巻

    420pt/462円(税込)

    18世紀、パリーー。稀代のプレイボーイ・ヴァルモンと、その愛人であり盟友であるメルトイユ夫人が、清純な少女・セシルに、快楽への道を手引きする…!ーー発表当時、あまりにもスキャンダラスだったために問題視されたラクロの原作を、さいとうちほが大胆解釈!
  • 子爵ヴァルモン~危険な関係~ 2巻

    420pt/462円(税込)

    パリ社交界のスキャンダルを描いたラクロの古典的名作『危険な関係』を、 この作品をこよなく愛する、さいとうちほが独自の解釈で完全コミカライズ! 「愛して、征服して、捨て去ること」 それは稀代のプレイボーイ、トリスタン・ド・ヴァルモン子爵にとって、 自由を唯一の友とする放蕩者(リベルタン)としての最高のプライド。 そんな彼の甘い罠の標的となったのは、 清純な美少女セシル、敬虔なトゥールベル法院長夫人、 そして盟友でもあるメルトイユ公爵夫人という、 年齢もタイプも異なる3人の女性たちだった。 しかしこの危険なゲームは、次第に彼自身にもその刃を向け始め…? はたしてゲームの勝者は? そして真の勝利とは…? 男と女。愛と自由。欲望と純愛。 現代にも通じる普遍的なテーマが、新たな息吹とともに鮮やかに甦る!

レビュー

子爵ヴァルモンのレビュー

平均評価:4.0 20件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 残酷な「ゲーム」の先に待つ運命は…
    ひらりん♪さん 投稿日:2024/2/26
    【このレビューはネタバレを含みます】 フランス文学の傑作の一つ「危険な関係」を、ほぼ完全に漫画化してあります。かなりのボリュームの原作をたった2冊にまとめたのにまず驚きました。そして各登場人物の描写の正確さと鮮やかさにも驚きました。登場人物たちのちょっとした仕草や表情の変化で、それぞれの心の動きが手に取るように分かります。ヴァルモンへ傾く自分の気持ちを必死に隠そうとして伏せた法院長夫人の長いまつ毛や、セシルが流産した経験があることを告げられてショックを受けるダンスニーを見るメルトイユ公爵夫人のほくそ笑む顔など、漫画ならではの描写が実に見事です。さすがはベテランのさいとう先生。終盤、命を落としたヴァルモンと法院長夫人の魂がほほえみながら見つめ合う場面が、この作品の中でもっとも美しい場面ではないかと私は思います。2人の恋は、キリスト教の教義では罪ですから、死後2人の魂は地獄に堕ちるのでしょうが、2人にとっては共にいられるなら地獄の炎も辛くはないのかもしれません。この物語は、セシルが修道院を出てから約半年の間のことですが、社交界への不安と憧れに胸をときめかせていたセシルに、たった半年で「もう社交界にはなんの未練もありませんから」と言わせた経緯を思うと、なんともやり切れない気持ちになります。原作の小説も実に読み応えがあるので、興味がある方は合わせて読むのをお薦めします。相互補完でより理解が深まりますよ。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (5.0) 良い!原作に限りなく近い!
    topmanさん 投稿日:2013/6/6
    さいとう先生の作品は色々読ませていただいてます。この作品がいつものさいとう先生の作品と違う感があるのは1700年代後半に書かれたラクロの原作『危険な関係』に限りなく近いからでしょう。しかも、ラクロは作家ではなく軍人だった!驚きです。 物語 は18世紀フランスの社交界、とある事がきっかけで復讐(ゲーム)を仕掛ける男女の間で交わされる手紙から展開していきます。男女間の手紙のやり取りはまるで現代のメールの様で私には 原作を読んだ時以上に新鮮でした。そして読み終えた感想は何時の時代にもこんな裏工作があるのだという事、男はプライドや立場を優先するのだという事(現代の男性が全てそういう人とは言えませんが)、そしてそんな男よりも女はずっとしたたかで嫉妬深く、強く恐ろしいという事。原作を読んだ時の感想とかわりません。漫画にしてはかなり重い作品ですが、そこは原作が時代小説であるから、原作に限りなく近い描写だからなのでしょう。こんなに中身の濃いものを漫画でサクッと読めるとは思ってませんでした。さすがさいとう先生! ちなみに表題は『子爵ヴァルモン』とありますが、主人公は侯爵夫人。 物語の最後もぼかしがなく、それぞれの行く末までしっかり書かれています。 原作は映画化も何度かされているみたいですし、歴史小説をお好きな方にはオススメできる作品だと思 います。原作と合わせて読まれるのも良いのでは? もっとみる▼
  • (5.0) 頭のキレる女は魅力的
    トラとトラさん 投稿日:2014/10/3
    初めて読んだ作家さんでしたが、とても面白かったです もちろん絵も綺麗です 内容は、恋多き男が、あるゲームにより、初めての恋に堕ち愛を知る しかし、今までプレイボーイとして名を馳せていたプライドからそれを認められない。 そして 、そのプライドをたきつけられて、愛する人を傷付け捨てる。 失ってから愛と気付くがすでに遅く‥ ‥とまあ、よくある話しですが、そこまでにいく過程での恋の駆け引きとゆうか、腹の探り合いとゆうか‥。 へぇ、そうなの〜? うん、そうだよね〜 ‥とかとか、続きが見たくて見たくて全くあきる事なくページが進み、そしてラストへ これはオススメです それからもう一つ、心に残った言葉があって‥。 虚栄心は幸福の敵 まさにストライク その通りだと思います 恋において(他の事にも言えるけど‥)見栄を張るのも程々にしないとね 教訓です もっとみる▼
  • (5.0) デカダンスな世界
    たい焼きさん 投稿日:2020/11/6
    作者様買いしました。表紙の妖艶さにも惹かれました。さいとうちほ先生のため息が出るほどの画力に感嘆します。内容は考えさせられるもので、読み応えがありました。原作ありきで、少し前に1988年公開された映画「危険な関係」をテレビで何となく観たこと があるので、こちらの作品を読んでよく理解できました。当時のフランス社交界ではこういったことが実際にあったのかもしれないなと想像しながら、戦々恐々として読み進めました。手紙の破壊力、恐るべしです。悲しい結末でしたが、さいとう先生のアレンジで読み易く作品を堪能できました。ありがとうございました。 もっとみる▼
  • (5.0) 面白かったです
    まーさん 投稿日:2020/5/2
    タカラヅカの『仮面のロマネスク』の原作とあって、一気に読みました。舞台とは違うエンディングでしたが、どちらにしても真剣な想いをゲームになどと思ったら痛い目に遭うよ、という話ですね(笑)
  • (4.0) 女の妬みに翻弄される破滅の愛.....
    優子さん 投稿日:2023/9/1
    原作が有名で何度も映画化ドラマ化されている事を全く知らず、ただただ、ちほ先生の美男見たさに購入したのですが、18世紀の貴族社会の傲慢な放蕩者という道徳的退廃の虚栄心を、手紙で相手をコントロールして、嫉妬により復讐する、救いようのない凄惨な 恋愛ゲームで、後味の悪さを痛感する重い作品.... 初めは「輝夜伝」の梟(竹速)と同じ顔の主人公にドキドキうっとりしていたのですが、読み進むうちに、内容の恐ろしさに震えました.... 貴族の衣装も素敵ですが、カールをした髪型はいまいちで、やっぱり平安美男の勝ちです! 因みにドラマ化されたルパート.エヴェレット出演が見てみたいです。 もっとみる▼

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