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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP少女・女性マンガ女性マンガ 双葉社 漫画アクション orangeorange 1巻
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orange 1巻

作品内容

現役高校生でデビューを果たし、10年間女子中高生から絶大な人気を得続けている高野苺の本格SFストーリー。少女漫画ファンのみならず幅広い男性・女性漫画読みからも絶賛の声多数!!集英社版に加え、単行本未収録の読み切り作品が1話掲載される。高校二年生の菜穂に届いた未来からの手紙。そこには未来の自分の後悔がつづられていた。はたして菜穂は手紙を読み「後悔しない未来」を作ることができるのか?切ない思いが交錯するタイムパラドックスラブストーリー。

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映画化

「orange -未来-」

【出演】

高宮菜穂:花澤香菜 / 成瀬翔:山下誠一郎 / 須和弘人:古川慎 / 村坂あずさ:高森奈津美 / 茅野貴子:衣川里佳 / 萩田朔:興津和幸

【制作会社】

テレコム・アニメーションフィルム

【スタッフ情報】

原作:高野苺「orange」(「月刊アクション」双葉社刊)

監督:浜崎博嗣

チーフディレクター:中山奈緒美 / 脚本:柿原優子 / キャラクターデザイン:結城信輝 / 音響監督:長崎行男 / 音楽:堤博明

【音楽】

主題歌:コブクロ「未来」

【公開日】

2016年11月18日

アニメ化

「orange」

【声の出演】

高宮菜穂:花澤香菜 / 成瀬翔:山下誠一郎 / 須和弘人:古川慎 / 村坂あずさ:高森奈津美 / 茅野貴子:衣川里佳 / 萩田朔:興津和幸 / 上田莉緒:佐倉綾音 / 菜穂の母親:井上喜久子 / 菜穂の父親:坪井智浩

【あらすじ】

高校2年生の春、菜穂に届いた「手紙」。その差出人は、10年後の自分だった。
初めはイタズラかと思ったが、書かれていることが次々と現実に起こり、「手紙」がこれから起こることを綴っていると知る。
転校生の翔を好きになること。そして、17歳の冬に翔が亡くなってしまうこと。
翔を失った<26歳の菜穂>の後悔と願いを知った<16歳の菜穂>ができることとは?

【制作会社】

テレコム・アニメーションフィルム

【スタッフ情報】

原作:高野苺「orange」(「月刊アクション」双葉社刊)

監督:浜崎博嗣

脚本:柿原優子 / キャラクターデザイン:結城信輝 / 音響監督:長崎行男 / 音楽:堤博明 / 制作協力:トムス・エンタテインメント

【音楽】

OP:高橋優「光の破片」 / ED:コブクロ「未来」

レビュー

orangeのレビュー

平均評価:4.2 678件のレビューをみる

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高評価レビュー

友を救う 愛を温める 後悔の本質を問うお話
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 「あのときxxしておけばよかった」「何でその日にxxのほうにしたんだ」「今思えばxxしなかった自分を責めたい」
誰もが抱える後悔の気持ちがストーリー。台詞もリアルにありそうな展開で、SFなのにそのSFテイストよりも、一人の転校生を皆で包み込む気持ちに、取り返したい過去を取り返して取り替える、「時」のマジックが応えてくれた話。
読んでいて、いろいろな小さな分岐点での選択の積み重ねを思うけれど、何事もあとから考え直すと、一つ一つが繋がって未来を形成するのだということが、未来の自分に教わる主人公とそのクラスメートたちの、過去の自分達への思いが強く感じ取れて青春物の劇中劇を造るよう。
人を好きになる気持ちも含まれて、切なさ倍増。翔の死を、知っていたなら避けている、という友情が動かす、時間軸への抵抗。タイムパラドキシカルな側面がこの種のストーリーには付き物だが、描かれたのは、知っていたら行動は当然違ったものとなる、という一点。
16歳高校生でプロになった高野先生。編集方針を巡ってなのか、この作品発表の途中での休載が長く続いた。そのための憶測が飛び交い、筆を折ったのかと案じられて、未完の可能性を覚悟したものだが、鮮烈の移籍(実写映画化まで一気)があり完結まで漕ぎ着けた。
ストーリーに中断期間の悪影響は感じられず、むしろ、フィールドの変更が、先生の作風に、なにかを吹っ切らせたように思え、生かされた翔のように作品が未来を作り出したと感じる。
それにしても、須和くんの立ち位置。ドラマの世界ではこういう、二人に最も近いお友達、普遍的なキャラでありがち乍、この作品は未来視点もある。そこは、番外編で少し見てみたかった。

以下2020/7/4記
6巻発刊を知ってから、読む迄時間がかかった。しかし読んで良かった。あとがきによれば7巻も出す気満々のようだ。それは嬉しい。
連載とコミックス出版が途絶えて、いろいろ憶測?まことしやかな噂?がネットに書かれていたが、遂に7巻目とは!。よく描いてると思う。娘も高野先生の大ファンだ。
才能ある作家が編集サイドと話が合わないことあるらしいし、意に沿わぬ仕事よりも生き生き作品を世に出せる環境で執筆して欲しい。手厳しい批評もあるが、幸せに描かれること祈ります。
2022/11/5追記
7巻最終巻読了。思い交錯。皆が翔を想う図が綺麗に収まっていた。平行世界認識後得られた物気づけたもの。
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18件
2017年1月15日
心が震え、考えさせられる作品です。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 小さいときに離婚で父親がいなくなり、母親も亡くなり(しかも自分で…)10代の子がかかえこむには重すぎる背景です。人の死というのは、ただでさえ心が軋むのに、実の親ならなおのこと。優しすぎて、みんながしあわせになれる世界を考えている翔には、その後のこと(前の学校の友達など)も含め心が病んでしまう十分な理由だったと思います。
菜穂が「翔のせいじゃない」と言った後に須和が「お前のせいだよ」と、翔の生きる気力のために敢えて言ったその思いにも心打たれました。「だから、生きろ」と。
また、須和は「過去に戻って大切な人を助けたいがために
今いる自分の子のいない世界をのぞむ」わけじゃなく、「過去は変えられない、そんなことはわかってる。手紙が過去に届くかもわからない。変えられないんだ。でも、どうやったってあの時の後悔が離れない。せめて、せめてあの時の自分がこう言っていたら…この行動をしていたら……」そういった後悔から突き動かされた結果の、手紙を送るという行動だったと思いました。今ある菜穂とこどもとの未来が変わってほしくて過去に手紙を書いたわけではない、とわたしは受け止めました。また、パラレルワールドの話をしていたので、違う世界で幸せになってほしい…生きてほしい…そういった「願いを託すため」の手紙だったのではないでしょうか。
また「菜穂ありきの、翔という存在が生み出された」漫画というよりも「翔という存在がいて、彼のために1番近くに必要な人は菜穂のような性格の人」だったのかなと思いました。翔は心がとても不安定なので、周りの友達には勢いよく伝えてくれる人や守ろうとしてくれる人が、将来を共に過ごす人には、受け止めてくれるような、悩み考え寄り添ってくれる菜穂のような性格の人が必要だったのだと。個人の勝手な意見ですが…。
優しくしたいのに優しく出来なかったり、つげる言葉を間違えたり…心は毎日揺らぎ、その日の心によって、昨日は大丈夫だった言葉が今日はダメだったりその逆もまたあり、毎日後悔するけれど、やっぱり先を生きないと自分の行動の結果や誰かの行動の意図を見つけられないと思うから、翔がパラレルワールドで生きてくれてよかったと、心から思いました。心がかなり揺れ動いた作品でした。
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1件
2025年9月20日
心に積もる作品
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ いつか読みたいと思っていた作品でした。この度、読む機会を下さったシーモア様ありがとうございます。
人はどこかで、あの日あの時こうしていたら...あの日の朝もっと声をかけていたら...いろんな悔やみの中で次の日また次の日と自分のその日々を生きて行かなくてはいけなくて。私もパラレルワールド、巻戻したい時間があります。どうしても伝えたい言葉があっても二度と伝えられない.....。
-----この作品では未来から届いた手紙により友達が仲間が過去の悲しい出来事を変えようと心から願い、友達の翔を救おうと自分の今の幸せを捨ててもそれを願った須和くん、そして生きようと前を向く事が出来た翔。ヒロインの菜穂もアズや貴子も本当にこの翔の仲間達が愛しく感じました。個人的にはハギタくんがイチバン好きキャラでしたよ。
こんな友達仲間がいる翔は幸せ者だったのに....でも転校したあの日の選択を間違えてしまった....間違えたのか...は事が起こらないとわからない。彼の心に底に宿る後悔懺悔と罪悪感。あの日約束通りに家に帰っていたら....でも須和くん達に誘われた事は翔には嬉しい事だったもんな。大切な人との突然のお別れはそれほどまでに喪失感が大きい大きすぎる....年月が経っても、忘れる日は来ないのです。
須和は未来を知らない菜穂に、現在を教えないし、現在の世界を手紙には書かせない。須和の友を失った思いと翔がやりたかった事を菜穂にしていた事とか...切なかった。...別世界の須和に懐いている子供、須和とは他人っぽい 翔の人生が変わった最終巻。
翔には生きて欲しかったからこのラストで納得なんだけど、ただひとつだけ最初の現在で須和に抱かれた菜穂似のあの子は....いない世界になってしまったのか?---翔が生きる別の世界がもうひとつあるのか?ちょっとだけ理解不足ですワタシ。
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1件
2025年9月17日
丁寧に描かれた感情と構成力
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 広告につられて一気に読んでしまいました。

「自分が死んだって誰も悲しまない」
「死んだら楽になるのかな」

よくある科白ですが、残された側の人間から描いて、
未来と過去を行き来する構成は描く方も読む方も難しくなるかなと思っていたのですが、
話の要点を絞っており、その中で高校生ならではの気持ちのやりとりが丁寧に描かれてとても読みやすかったです。

運動会のリレーで皆で言葉を繋げて翔にバトンと想いを渡していくシーンは号泣しました。

恋愛漫画なので少しドロドロあるかななんて思って読んでいたのですが、ドロドロどころか、みんな心がとても綺麗で素直な子ばかりでした。

一話ずつ各巻に収録された双子の話(全5話)からも、自分より相手を気遣う心優しいキャラクターを描かれるのが先生の作風なのかなと思いました。

須和はもう「イイ人」になっちゃって、自分の願望を抑え込んで、菜穂と翔を救おうとしたところがとても切なかったです。
須和は翔のいない世界では大好きな菜穂と結ばれて、そして自分の子供授かってる事を知ってるだけに。
未来の須和は菜穂が中心になって、自分の夢を叶える事を翔の死をきっかけに辞めてしまったので、翔のいる世界では須和は夢を叶えて優秀なサッカー選手になって欲しいです。

後日談もなくしつこすぎず、ちゃんと言葉の端々にどうなりたいかが含まれていて、
作者の言うとおり描き切った感が十分伝わる、とても上手な終わり方をした漫画だと思います。
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5件
2015年12月12日
後悔しない為の選択
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。高校生の時に転校してきた同級生の死。10年後に知る過去の真相。後悔 先に立たず とはまさにこの事。高野先生がこの壮大な取り組みを始められたのは10年前。連載中はヒロイン菜穂の目線で物語が進行されていた。亡くなった同級生は菜穂の初恋の彼。その彼を助けるべく、物語は過去と現在を行き来する。10年前の自分から高校生の自分宛に届いた手紙。この手紙を頼りに要所要所行動していく菜穂。この手紙は自分1人だけではなく、当時の仲間達にもそれぞれ届いていて…。この連載は異色中の異色。最終回が3回もある。高校生の菜穂目線、高校生→大学生の須和目線。菜穂の仲間達のそれぞれの目線と作中で助けられている翔目線。須和目線の未来編では、翔は助からないのだけど、連載中では、翔は助かり、仲間達と高校生活を無事に過ごすことが出来ている。そして連載開始から10年後に発売された最終巻は、10年後の新たな現在が描かれている。ここでは翔目線での物語も描かれており、今まで謎だった内容もわかる仕組みになっている。色々な事実を読み進めていくと府に落ちる事だらけで、高野先生の偉大さに頭が下がります。叶うなら、登場人物達と同じ高校生→10年後と読んでみたかったですね。たぶん、今の自分とは また違った感想を持てたに違いない。繰り返し読みたい一冊です。
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5件
2022年5月18日

最新のレビュー

タイムカプセル
タイムカプセルの有効活用ってこういうことなんだろうなと思いました。キャラクターがとても頑張っています。
いいね
0件
2025年9月30日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

未来の自分からの手紙
営業:亀(シーモアスタッフ)
「orange」は、「バンビの手紙」「夢みる太陽」」などの著者、高野苺氏によるSF青春ラブストーリーです。ある日高校二年生のヒロイン・菜穂の元に届いたのは、未来の自分からの手紙。そこに綴られていたのは、近いうちに起こるクラスメイト・翔の死という驚くべき内容と、それに関する後悔。未来を変えるため、菜穂や周りの人々は奔走することになりますが…。思春期の少年少女の甘酸っぱい恋愛模様を、タイムパラドックスというエッセンスを加え、独特の雰囲気で描いています。続きが気になって、あっという間に読み終えてしまいました。まだ完結していない作品なので、これから菜穂たちがどうなっていくのか、翔の死という未来は変えられるのか…気になって続きが待ちきれません!

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