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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP少女・女性マンガ少女マンガ 白泉社 メロディ 秘密 -トップ・シークレット-秘密 -トップ・シークレット- 1巻
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秘密 -トップ・シークレット- 1巻
少女マンガ
秘密 -トップ・シークレット- 1巻
12巻完結

秘密 -トップ・シークレット- 1巻

635pt/698円(税込)

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作品内容

変死を遂げた米大統領、自殺した連続殺人犯…。彼らの脳に遺された映像が語る「秘密」とは…!? 大幅加筆の上、シリーズ第1作より収録!!

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詳細  
簡単
1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全12巻完結

ドラマ化

「秘密 -トップ・シークレット-」

【出演】

出演:板垣李光人 中島裕翔

レビュー

秘密 -トップ・シークレット-のレビュー

平均評価:4.7 413件のレビューをみる

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高評価レビュー

無慈悲に暴かれる“秘密”を、守り抜けるか
12巻完結。スピンオフの【秘密season0】は現在も進行中。

時は2060年。「第九」と呼ばれる科学警察研究所の新人・青木が、組織を率いる美貌の警視正・薪(まき)や同僚と信頼を築きつつ事件捜査に奮闘する様を軸に本編が進みます。

人間の底知れない心の闇や業が産み出す陰惨な殺人事件。恐るべきは、被害者の脳の生前の記憶を見た者は、犯人しか知り得ないはずの殺人行為の詳細な手段や残酷なプロセスをただ「見る」だけでなく、今まさに殺されんとしている被害者が死の淵で感じる恐怖や絶望をもありのまま追体験することになる事実。
そして脳に刻まれた記憶の「秘密」を前に、捜査にあたる者たちもまた、善良で潔白なばかりではない自らの内面や、過去に搦めとられた己れに対峙します。被害者と加害者と捜査官は、事件の因果の結び目で出会う互いの秘密を暴きあう存在。唯一最大の違いは、他者の命に干渉したか否かの一点です。

清水先生の迷いのない美しい絵が、猟奇的事件のむごたらしい被害者とおぞましい犯人とをフラットに描写することにも戦慄します。裂かれた腹から溢れ出た臓器のグロテスクささえ、1滴の血も描かれないだけでこうもショックが和らぐものでしょうか。

どうか『秘密1999』(第1巻第1話)と、ある少年の死(第2巻)のエピソードを読んでください。
前者はこのシリーズのタイトルを決した作品。休暇中のアメリカ大統領が死を前にSPを呼ばなかったのは何故か。その真相究明の場に読唇術のプロが呼ばれたのか何故か。エピソードゼロにあたるこの物語を20年以上前に掲載誌で読んだ時、凍りついた。死を賭してでも秘密にしておくはずだった心が白日のもとに曝される可能性。その暴露が不可逆的に誰かを傷つけるかも知れない可能性。「言いたくない」も「知りたくない」も無情に奪われ、死ぬことの恐怖の意味が変容する世界。それは生きることの恐怖と同義では…?
のちに会話しつつ目隠しを頼む薪の心情は、このエピソードの主人公の心情にリンクしていると思います。

後者の、少年の死は、ある一家惨殺事件の捜査中に起きます。彼がどのような少年であったかーーどういった特質で日々をどのように生き、愛されていたのかーーが明らかになるにつれ、もたらされた死のむごさと理不尽さが胸をえぐり、怒りと無念と哀しみで倒れそうになる。それでも、清水先生が描き出すこれら究極の愛の物語を多くの人に読んで欲しい。
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28件
2021年9月17日
30年来、魅了され続けています
30年来、ずっと紙で購入している作者様です。最初に心つかまれたのは『月の子』。小学生にはきっと難しかったと思うのですが、子どもながら、その美しい絵と胸が締め付けられるストーリーに魅了されていたのだと思います。それは、大人になってもずっと変わらず、先生の作品を愛しています。
この夏、続編『~season0<悪戯>』が完結しました。本当に長い間、このシリーズ(テーマ)で描いてこられた先生に脱帽し、描き切ってくださったことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。(現在は、新章準備中とのことで、嬉しい驚きです)
『秘密~トップ・シークレット』を初めて読んだとき、いずれ、このような世界が訪れるのだろうか…と衝撃を受けました。こんな恐ろしいことはない。目をつむって生きるしかないじゃないかと、そう思ったような気がします。言いようのない、漠然とした恐怖だったように思います。
レビューを拝見して、「生きることの恐怖と同義」という言葉を目にして、自分の感じた怖さの答えを見たように思いました。
12巻という長編でありながら、毎回新鮮な驚きと心に揺さぶりを与えられ、時に絶望を味わわされる中での一筋の光に…手を伸ばしたくなります。
人の発する残酷さと内包する醜さを、こんなにも美しく、ドラマチックに描かれる方が他にいらっしゃるだろうかと思ってしまいます。ストーリーで言えば、存在すると思います。けれど、皮膚を剥がれた顔、腹を裂かれて溢れ出る臓物、バラバラに引き離された肢体、それら含めて目をそらすことができない美しさは、作者様ならではだと思います。
フォローしている方のレビューをなぞっているようで、申し訳ないのですが、感じるところが同じと言うことでお許しいただきたいです…。
巻数多く手が出しにくいかもしれませんが、事件ごとに区切られていますので、1・2巻だけでもお試しいかがでしょうか。
1巻「大統領編」と2巻「一家惨殺事件と少年の死」は、全シリーズ通して特に胸が締め付けられ苦しくなります。いつ読んでも、何度読んでも、あふれる涙の正体を知りたくなります。
そして、作者様のあとがき。時代の闇、不偏の闇へのアンテナと洞察、絶えない好奇心と探求心、お茶目な発想…作者様への尊敬と敬愛の念があふれます。(700)
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32件
2021年10月2日
深淵をのぞく時…
マンガ界の最高傑作のひとつだと思います。ストーリー、絵、キャラ、すべてが完璧かつ絶妙なバランスで成り立っていて、ケチの付け所がない!
ただ。。。万人にオススメできるかというとそうではなく。ストーリーも絵も本当にリアルで残酷で繊細で、『人間の業』を描いているので、メンタルが万全でない時に読むと深淵にひきずりこまれてしまうので、ご注意を!(本当に!)
ジャンルとしては近未来SFミステリ。死者の脳から記憶を読み取れるようになった近未来、それを犯罪捜査に活用する捜査官たちの物語です。
主人公は童顔、美貌の若き警視正・薪と大型新人・青木。2人がバディとなって歴史に残るような凶悪犯罪に立ち向かいます。
「被害者の記憶を見られるのだから犯人なんてすぐわかるでしょ」と思われるかもですが、そう一筋縄ではいかないのが醍醐味!そもそも人の記憶というものが曖昧だったり、犯人が『見られる』前提で工夫して隠したり、時には罠を仕掛けてきたり。ミステリとしても読み応えがあり、毎回真実に驚かされます。
見所のひとつが薪と青木の関係性。天才で暴君、なのに繊細な薪と、誠実でどストレートな青木がだんだんと息の合ったバディになっていく様子や、重くて辛い過去が多すぎる薪にとって、健全な青木が救いになっていく過程が泣けます!
正直、死者の記憶を見れる未来って、すごいディストピアだと思います。。。被害者の恐怖を追体験する捜査官たちは、やっぱり心を病むし、加害者側の記憶なんてもっと怖い…!事件の内容がめちゃくちゃ現実的で実際にあり得そうなので、リアルに想像すると怖くて眠れなくなります(!)でもだからこそ、時に描写される希望や正義や親切がより美しく見えるのかも。
最後に初見の方に向けて、ちょっとした注意を。1巻の冒頭に載っている『1999』はいわゆるプロトタイプというか、本編の前日譚のような位置付けなので、主人公たちは出てきません!次の『2001』からが薪と青木の登場になります。ですが『1999』は1話完結ですごく完成度が高く、まるで1本の洋画を見たような満足感があります!せっかくだったらこちらを映画化してほしかった…!!
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1件
2025年3月28日
様々な愛に胸を打たれる
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初、表紙の美少女が主人公なのかと思って敬遠してたら、実は男性警察官で死者の脳から残っている視覚情報を再現して未解決事件を解決する、法医第九研究室室長の主人公、薪だったんです。え、この見た目でアラ30?一体何者?と興味津々!名作との噂はかねがね聞いていたので読んでみたら、これが本当に面白かった!期間限定読み放題ありがとう!

最初はMRIで死者の脳から視覚情報を再現することで見える画像に目を見張り、かなりリアルな死体の描写に読み通せるか心配になったのだけれど、全編通してなんらかの愛が描かれていることに気づいてからは、誰から誰に対する愛が描かれているのか、に注目して読むようになり、傷口の描写などは気にならなくなりました。

それにしても、薪は、強くて賢くて度胸もあって、ツンツンしてるのに、内面に自分を許せない部分を抱えていて、ふとした拍子に見せるもろさが実に魅力的。そして、部下から愛されてるなあ、とニンマリしていると、ほんっとにたまーに、薪からもかすかな矢印が?と思える描写が挟まれるのがニクい。
薪は、あの世のあの人と、この世のこの人を重ねたり、狭間で揺れ動いたり。日頃ビシッとしている分、心のうちをさらけ出している姿を見るとホッとする。清水先生の緻密な伏線やストーリー展開も魅力的。でも、それだけではなく、事件に愛がまつわることや、薪の秘密が次第に明かされ、心情も変化していく様子が描かれることで、ストーリーに厚みが生まれて、胸を打たれる作品になっていると思うのです。
この作品が読みホで読めるとは、なんたる僥倖!
BL好きにもおススメのブロマンスものとしても一級品です。そちらの方面を楽しむのなら、前日譚となるseazon 0の1巻を先に読んで〜〜〜、鈴木の想いにズキュンと胸を撃ち抜かれますよ〜〜〜!!!
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10件
2022年9月3日
人の秘密に迫る近未来ミステリー
死者の脳の記憶を映像化して犯罪捜査に役立てるエリート捜査チーム第九による様々な事件のお話。
まず何よりも、この設定が見事です。近未来的でありながら不可能とは思わせないギリギリを攻めた脳の映像化。そして、その設定を存分に活かした緻密で残忍で大胆なストーリー。さらに人の秘密に踏み込む倫理観やそれを仕事とする人たちの苦悩。事件の内容もトラウマになりそうな程の残虐性や精神を破壊しそうな程の粘着性があり、読むのが辛く苦しくなる場面が多々ありました。それでもこのお話が本当に素晴らしいと感じるのは、これが人の本質に迫る物語だからです。物語の残虐性をいたずらに強調することもなく、むしろ命を懸けてその仕事に向き合う誠実さや、人の心を狂わすほどの猟奇的な犯人たちを見ることで削られる健全な精神との闘いが凄まじい葛藤と共に描かれています。
そして、この世界観で活躍するキャラたちがとても魅力的です。特に、薪の強さと脆さ、誰もが見惚れる美しさと儚さ、若くしてリーダーシップをとる聡明さと感情的に怒鳴り散らす人間臭さ、垣間見せるプライベートの優しさと孤独は皆の心を奪ってしまう程、完璧なまでに美しい人だと思いました。そして、そんな薪に強い憧れを持つ青木、薪を誰よりも理解し支える岡部、薪に当たり散らされてもいびられてもめげない第九の人たちは最高の仲間であり、そこに生まれた家族愛のような絆に心打たれました。
ただのミステリーという枠組みに収まらない人間模様と人の心の奥深くに潜む秘密が織りなす深い世界をじっくりと堪能できる素晴らしい神作品だと思います。たくさんの人に読んでもらって、人の心の有り様について改めて考えて欲しいと思いました。
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7件
2023年6月6日

最新のレビュー

心が動くと秘密が生まれる
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きで大好きでseason0も含めて何回も読み返す作品です。凄惨な事件や人の脳を覗き見るMRI捜査の過酷さに苦しくなるエピソードばかりですが、それと同時に誰かの切実な思いやそれに起因する秘密の描写が素晴らしくて…何度読み返しても泣けます。特にエピローグでは一層薪さんを想って泣きます。秘密を抱え続けた薪さんが唯一安らぎを求められる場所が、凄惨な事件と隣り合わせの筈の「第九」だったこと…「第九」こそが薪さんにとっての家族だったと…もうそんなん泣くやんわしも青木と同じく号泣や…ってなります。そして最後のモノローグで涙する薪さん…人はただ生命活動を行う動物ではなく、心があるから、生きている限り感情が生まれて、秘密もまた生まれてしまう…切なく苦しくなるこの終わり方がとても好きです。薪さんと家族でありたいと願う青木の想いに薪さんが触れるまで後少し、というところの閉じ方も非常に好きです。
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1件
2025年4月16日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

死者の脳が語る真実
編集:クリアブラック(シーモアスタッフ)
2008年にアニメ化され、文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した巨匠・清水玲子がお送りするサスペンス作品!舞台は西暦2060年の日本。「科学警察研究所 法医第九研究室」、通称「第九」で行われるMRI捜査では、死者の脳から記憶を映像として取り出すことができます。新人捜査官・青木一行は、憧れていた「第九」に配属されるが、最先端ともてはやされるMRI捜査とは、死者の脳から被害者と加害者の"秘密"を暴き出す、凄惨な仕事だったのでした…緻密に練られた設定と、重厚でシリアスなストーリーにグイグイ引き込まれます!著者の作品は、このほか「天使たちの進化論」「輝夜姫」「月の子 MOON CHILD」他多数。いずれも傑作ぞろいです!!

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