リヴァーがとにかく可愛らしいです。無邪気なリヴァーのお願いには、本の力の素晴しさと危うさについても描かれていました。よく、空想は素晴らしい、空想はどこまでも自由であると言われますが、そのために命を落とした妻を思い、娘も夢中になるあまり危ない目にあったりすることを恐れていたレイヴァン。絵本に出てくる妖精ジャスティスにそっくりなJJを初めて見た時から、リヴァーはJJに新しいママになって欲しいと願い事をします。リヴァーのお願いに翻弄される大人のレイヴァンとJJが可笑しいです。どうにかJJにママになって欲しいリヴァーはドラゴンに会いに行き、贈り物を渡します。その時の、一番大切なものをあげるリヴァーが、いじらしくて泣けてきます。周りの大人達、そしてコンピューターシステムのジェラまで良いヒトでほっこりしました。