ネタバレ・感想あり宝の嫁のレビュー

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おとぎ話が秀逸
2022年11月17日
この作家さんの絵とお話の内容が、なんとも不思議にピッタリ相まって、どんなに重く恐ろしげな話でも
昔話の最後によくある「とっぴんぱらりのぷう」と、何でもなかったようにお話がしめられて、次のお話へと進んでいく感じが、とっても好きです。何度も読み返してしまう本です。
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よかった。でも高い。
2019年10月22日
好きだからつい読んでしまう。高いけど、何回も読み返せるから仕方ないか、と諦めてます。不思議ファンタジー好きな方にオススメ。
昔話
ネタバレ
2019年3月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 日本昔話風で、とても読み応えがあります。不思議だったり悲しかったりほっとしたり。絵も美しくて読みやすいです。「かくれ里」の最後でお姫様が穴からのぞいている絵がかわいくてかわいくて悲しいシーンなのにかわいくて……。
『花守り』は星5つ
2023年1月30日
183ページ。
8作入り短編集。
著者の得意分野である日本中世ものが主です。安定感ある昔話的作品集。
・『石の赤子』お寺の稚児に片想いをした長者の姫君が、稚児と結ばれることを願って夢に見てしまったがために、罰としてずっと他人を悪い夢から助ける償いをさせられる話。因に対して果がひどすぎない……?と現代者の私は思います。石の赤子はその他人の悪夢の内容で、そちらはめでたしめでたしで。
・『かくれ里』長者の息子の、異界でのひと時の恋。
・『花守り』老人が大切にしている枯れ木は実は……という話。老人の若かりし頃、村に背いて守り通した純愛がすてき。誰も知らないのが切なくも美しい。星5つ。
・『苦い泉』旅芸人の親に先立たれた子供二人が、ごうつく名主の元で苦労をするも、親切な心で幸せになれる話。名主、もっと酷い目に遭えばいいのに。
・『宝の嫁』没落した公家の若様が、欲を張って不幸になる話。若様と一緒に叫びそうになっちゃった。
・『君よ知るや南の国』親の形見の南蛮櫃を大事にしている混血の遊女にまつわる、ちょっと不思議な話。
・『夢の底の人形』前世の因果に苦しめられる僧の話。這子人形が不気味で良い。
・『稀人』寺の和尚にこき使われる少女のもとに訪れるマレビト。すっきり勧善懲悪。和尚は胸糞。
〜〜〜〜〜
「気楽なかわいらしい、おとぎ話のようなものを」と著者があとがきで書いていますが、おとぎ話はともかくとして、かわいらしくは無いだろう(そこが著者らしくて良い)w また、元ネタがある話もない話もあるということなのですが、教養不足でどの話がどっちなのか判然としないです。元があるのは記載しておいてくれると、元の話も読めて助かるのにな。
作者買い
2018年10月10日
近藤ようこらしい、中世っぽい短編が8編と猫の話がひとつ。するすると楽しく読めました。
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短編集
2023年3月23日
日本昔話っぽい短編集です。
「夢の底の人形」がツボでした。
悪縁の兄の現世を聞いてすぐ殺しに行くって直情的すぎるw
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淡々と
2021年9月23日
ストーリーやオチは好きだけど、悲しい話もホラーな話もどれも淡々と読めすぎてしまった。
それが持ち味なのかもしれないけど、私はもう少しメリハリあるほうが好きだし、ホラー部分は凄みがほしいなー。
あと縦と横のコマ間が同じなのが地味に読みづらい。
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