ネタバレ・感想あり祈る人-完全版-のレビュー

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古い作品だけど
2022年11月19日
古い作品のようだけど購入したら間違いなしの内容。昭和の恋、最高です。
2人の揺るがない関係がとても素敵ですね。
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祈る人と伴奏者
ネタバレ
2021年8月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ かつての太っ腹企画、麗人記念発展期にてこちらの1話分を読みました。あの1話だけでお話は完結してるのかと思ってましたが、この完全版を読むとあれは序盤だったんですね。かなり長丁場なお話でした(278P)。
高校卒業前に告白してから結ばれた滝野と深町。卒業後、滝野は地元で就職し深町は東京の大学へ。いきなり遠距離になりますが会えば身体を重ねて愛を確かめ合います。が、何故か深町の姉ちゃんが2人のHを見せろと脅したり滝野の母親登場で滝野の切ない過去を知ったり、なかなかなドラマがありました。他にも大なり小なり色々な事が起こるのですが、ラストに2人の想いが試される場面が1番の見せ場だったかなと。
滝野は望んでも叶わない現実に何度も打ちひしがれた過去があるため諦め癖がついてるのですが、実はずっと純粋に祈りを捧げていた人でもあったんです。ですが、もはや願う事すらしない方がいいとさえ思っている滝野に対し、深町は願うだけじゃなく行動しなきゃ意味がないんだよ、僕がそばにいるからねと何度となく滝野に伝えます。その姿がまるで滝野の手を引く伴奏者のようでもありまして。滝野が諦めかけたかに思えた時に深町が愛を叫ぶシーン、深町の背にうっすら描かれたものを見てマーガレット・パワーズの「あしあと」という詩が思い浮かびました。タイトルが「祈る人」なのも何故か腑に落ち感動すら覚えます。
この作品、これまでの深井作品とはちょっと趣が異なるかもですが、先生の根底にあるものを知れてまじ僥倖です!あー、ほんとジワジワくる作品でした。
※他短編1話入っています。そちらはSFですが本編で気持ち持ってかれてしまったので内容は割愛wすみません。
🙂
2015年12月8日
かなり前の作品なので、絵が古く感じますが、二人の仲が良くて安心して読み進められます。
愛されてる!
ネタバレ
2021年2月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 滝野の諦めの良いところは子供の頃親に捨てられたような状況から来てるけど、諦めない深町君が恋人で救われている。色んな破局になりそうな場面があったけど深町くんの愛があったからこそ!良かったです。
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だいぶ
2017年2月13日
長い年月をかけての作品だったので、最初と最後の方ではかなり絵の感じが違ってますね。滝野は後の方が好きですが深町は最初の方が男らしい顔で好きです。後の方だと大分可愛い男になってる感じ。
当て馬川田がちゃんと二人の絆に敗北するまで描いてほしかったかな・・大分失礼な奴なので。
母の事や深町の事で滝野が傷ついている姿には胸が痛みました。深町が卒業して、ばあちゃんをしっかり見送った後の二人のラブラブ同棲生活を是非読みたいです。
恋と家族、愛しさと切なさのお話。
2016年4月22日
表題作300ページ+古い短編1話収録。
哀しみを抱える静かな滝野とアホさが可愛い元気な深町。
組み合わせが可愛い。
主人公が切なくて涙が出そうになるが、ばあちゃんを選ぶとこに心が暖かくなった。
せっかくなら深町卒後の生活や2人の将来の話も見たかったな。
主人公には逆もぜひ楽しんで欲しかった。残念。

表題作自体古い作品のようで、数年かけて描いた短編の連作を一冊に纏めたものみたい。そのせいか一冊全体を通しての盛り上がりはあまりなく、淡々とした印象が残る。
ケータイより家電で、メールがないのが当時を反映して懐かしい(笑)

同収録の古い短編はSFもの? ちょっと判り難いけど、不思議なトーンが心地良い切なさが残るお話。
意外!でも面白かった!
ネタバレ
2015年9月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 深井さんの作品というと、いつも重くて、ハードで、心えぐられるような作品のイメージなんですけど、今回のは全然違いました。
お話、面白かったです。設定や背景はいつもの如く厚いんですけど、ものすごいスピード感とパワー溢れるお話。思いのぶつけ方も、若いから遠慮なしに超豪速球を目の前からぶつけてくるので、爽快で読んでて笑っちゃう位気持ち良かったです。
強いて欲を言えば、もう少し遠距離になったが故の生活の違いとか、滝野とお母さんのお話をもうちょっと読みたかったかなっと。もぅ2人の絆が強すぎて、すぐに仲直りしちゃうのが微笑ましくもありながら、ちょっと簡単かなと。まぁそれだけ2人の絆が強いのはいい事なんですけど。なので、後1.5倍位の長さで読みたかったです。でも、多分私が読んだのが完全版を一気読みだったので、それもそういう印象が残った理由なのかもしれないとも。とにかく先が気になって気になって本当一気読みしたので。
正直、あまりこういうのは書かれない方だと思ってたので意外でした。もぅこれで完結なんですよね。残念。もぅちょっと先迄読みたいです。深町の婿入りまで。
読んで良かったです。また読み直そうと思います。今度はじっくりと。
ますます深井さんのファンとなりました。
うーむ😓
ネタバレ
2020年8月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1997から2002の作品で、ラストに2話短編入ってるけど、殆ど表題作で322pあるので長編です。ストーリー的には、いわゆるひと昔前のBLって感じで、攻めの方の家庭的な問題もおり混ぜてて、それなりに面白かったんだけど…。後半、それだけ攻めのことが好き好き言ってるくせに、自分に言い寄ってる先輩に、受信専用だからと言い訳しつつ携帯貢がせて、その番号を攻めに教えようとしてる辺りで意味不明になっちゃって😓単にサークル活動上必要にしても、明らかに自分に好意持ってる男に貢がせるか?お金にしても。不安不安言いながら働いて上京してきてくれる恋人に求めてばかりだし、なんだかなぁ?と…。でこのトラブル?解決したあとの芝居の方の記述ないのも、そんな有名な賞狙うくらいの夢の筈なのにチグハグだなぁと思ったし、中盤まで普通に読めてただけに消化不良すぎて残念😓
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作家名: 深井結己
ジャンル: BLマンガ
出版社: 竹書房