ガロ掲載の単行本未収録(2022年現在)作品。「緑郎丸」と同じく、ファンは買うしかない。著者のお試しとしてもおすすめです。
1988年掲載作「ロマンティカ」(13p)に、1990年掲載作「月長石譜」(7p)を挟み込む形で収録されています。試し読みでは絵柄が判別できるところまで見られません。発表年代は著者の初単行本「月にひらく襟」(電子化されてない)と同じなので、雰囲気を確かめたい場合はググってみることをおすすめします。
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「ロマンティカ」の主要部、子供の頃のおまじないの本気と戯れの境界線の曖昧さを思い出す感じ。
「月長石譜」初期の長野まゆみ作品(特に「天体議会」)が好きならきっと好き。
「ロマンティカ」のオマケっぽい部分、月光のヒヤリとした薄明かりのタルホ的イメージ。