要らない と言ってしまったのですよねギャノンのバカ!という展開です。しかし、37歳の男性が24歳の女性の人生を過酷かもしれない自分の隣に置いておくことは出来ない愛しているからという理由も納得してしまいます。けれど、未来は過酷かもしれなくても、今、あなたの傍にいられない不幸を選べないのはデイナでなくても同じはず。同じ苦しみなら あなたの傍にいたいという選択も一時の気の迷いかもしれなくても「愛」の名のもとに行動したくなる気持ちも真実です。けれど、この物語もヒロイン側には顔に傷を持つことで盲目のヒーローとの出会いが少しあざとく見えてしまう。それを解消するための弟ダークの存在という点にはため息が混じるのも本音である。しかし、ヒーローの皮肉にシッカリ言い返し反撃するヒロインの強さや頭の回転の良さ、看護師としてのスキルにも通じる逞しさは展開に弾みをつけ引き込まれていきました。