ネタバレ・感想ありせつないバレンタインのレビュー

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押すモードの彼と引きモードの彼女
2019年8月25日
長年の友人という設定の割に、プライベートをお互い知らなすぎでは?と思ってしまう点に目をつぶれば、楽しく読める作品。ヒロインの知らなかった面を知って気になりだし、初めて女として見始め、口説き始める彼と。ずっと気づかれなかった片想いに疲れて、終止符をつける前の思い出にと彼のプライベートに踏み込んだら、彼の言動と雄モードに振り回され苦しむヒロイン。そんな二人の歩み寄りとすれ違いで、ドキドキ楽しませてくれる作品。
頑張り過ぎ
2018年5月1日
ヒーロー、急に頑張る。スゴく急過ぎてビックリ。ヒロインが戸惑うのも無理ないと思う。私も戸惑った、牧先生の絵の崩れ具合に。
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ステキなすれ違い
2018年3月30日
両片想いというか、いろいろ環境の異なる2人が少しずつ近づいていく感じが良かったです。娘ちゃんがウルトラ可愛くて最高のキューピットでした。
とっても素敵な
ネタバレ
2018年3月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインは5年もの想いをヒーローに気づいてもらえずにいたけど、思わずヒーローの前で泣いてしまった事から、関係が変わっていきます。ヒロインは前に進むためにヒーローから離れようとするけれど、その時にはヒーローも自分の気持ちを自覚していて。ヒーローの愛娘ボビーが可愛い!優しい気持ちになれる作品です!
2週間君に正しい男女交際を教えてきた
2020年1月13日
ヒロインジーニーは、片思いしている男性ヒーローウォードに告白する勇気もないくせに 強引にアプローチする同僚たちに嫉妬することに惨めで涙が出てきた。その現場に偶然ウォードが入ってきたから 涙は蛇口が壊れたように流れ続けた。異性関係に悩むジーニーの相談に乗ろうと手を差し伸べたウォードだが、彼女の語る男性はロクデナシと判を押し、別れるように諭すのだった。自分がそのロクデナイシとも気付かずに。この展開はチョッピリだけど心地いい。ジーニーにしてみれば、気持ちに気付かず ロクデナシと言い放つさまは滑稽だったことだろうが、私から見ればかなり姑息。彼の腕の中で泣いてしまった時に告白すればよかったとは老婆心だが、物語なのだから仕方ないかと考えを改めてみても、どうせ事務所を辞めるなら 告白して玉砕してからにすればといらぬお節介なおばさんの立ち位置は変わらなかった。それは、事象毎にそう思う、そう思うところだらけなので 感情がヒロインに寄り添えない。ほら、今こそ・・と。彼がアプローチしてきたあの朝、さりげなく愛しているから、愛してくれないのに関係は持てないと 言ってしまえばよかったのだ。と、イライラが募って楽しむどころではなくなってきていた。それでも、彼の夫婦関係と娘の出生の真実を聞かされた時には 吐き気がするほどの悪寒を感じた。温かい家庭を望む彼の本意が見えて氷の男は消滅した。彼女の辞職に 行動を起こす彼なのに、鈍感ジーニーに もんどりうつ思いだった。
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ロクデナシとはあなたのこと
2018年4月7日
女としてではなく、良き同僚もしくは気の置けない友達として6年。
意識されずにいることがいたたまれず、心機一転して新たなスタートを切ろうと決意。
珍しくもない設定で進行するが、友達同士前提ながらキス多過ぎで、そのくせ心の変化は読めない。

娘をここまで愛情を持って接することの出来る二人を見せつけていながら、いい時間を過ごしている光景の最中に肝心な彼の心の描写は見せない。たった一回の欲望を見せてくれた時以外は。その行動に彼の愛情はないと彼女は思っていても、友情から来るものとはキスの性質は当事者自身が判るだろう。「そのキスはなに?」と、問いただしてもいいのではないだろうか?

女性として見られてないという点、50:50でヒロインの職場での有りようも関連するので、あながちヒロインの被害者気分には寄り添いにくい。彼も、自宅ではヒロインの知らなかった顔やカジュアルなスタイルなど、仕事の時に見せない面を見せるのだから。

とはいえ、職場で彼を女としてアピールしてこなかったのは、仕事に対する姿勢としてとても尊敬できる。仕事しに行っているのは紛れもないことだから。

引っ掛かるのは、ただ、想いを気取らせず6年も過ごせたのは、立派なことな訳でもない。むしろ、辞める前にしておいた方がいいことは、物語のその切っ掛けがないと出来なかったのなら、彼を一方的に責めることは出来ない様に思う。

彼は、しかし、ヒロインに彼がいると知らされながらもわきまえることなく、堂々と横取り的に振る舞う。それは、読み手が真実を知っているということを利用していることであって、彼ら当人同士の空間だけの舞台を考えると、彼の行為は誉められない。

ヒロインはずるっと6年無作為に過ごしたことを自ら取り返しに行くか、ひっそり諦めて退場するかだったと思う。そこに、家政婦さんの事故という不幸を足掛かりに、彼らのピンチを、計画してはいなくても結果としてチャンスに変えた。
なんとなく、自分のキャリアをキッチリ築き上げた能力の高い女性がそういう姿勢なのかと、多少失望もある。
また実家の家族も、味方でいるのは解るとしても、受け止め方には一抹の荒さを覚えてしまう。

但バレンタインのモチーフを劇的に持ってきて、そこは盛り上がった。
悪者にさせない作劇上の配慮からかヒロインは正直になってしまったが、それは後日の含みにしてよかった気がする。
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