生き別れ生死不明な弟を探す主人公クロエのお話。
牢獄街という舞台も相まって映画を読んでるようです。
その舞台ゆえに、いつ死地に陥ってもおかしくない緊迫感。展開は、まったり、ノンストップのバランスも良く、序章中盤終盤とまさに映画のよう。
踊るように抗う様は(「戦う」より「抗ってる」ように感じた)、踊るという点で他の漫画を思い浮かべる人もいると思います。
私はちょうど読んでた、トーンタタタンと乱舞する漫画がすぐ思い浮かびました。
しかし、読み進める毎にストーリーに引き込まれて細かいことは関係無くなり、「舞え」と思うようになりました。
そこも踏まえて、おそらく徐々に評価されていく作品だと思います。
「懲役339年」や「生者の行進」のように。
読んだ後に、ふと表題見たらズシリと来ました。
3巻完結、ほんと映画のよう。例えれば深夜に一人、たまたまテレビでやってたの見てて気付いたら感情が揺さぶられてる感じ。
オススメ出来ます。
カタチは違えど足掻いてるソリスト達に。