表紙の美しさに惹かれて購入。その後「春を抱いていた」を知り、同じ作家さんだ!とビックリしました。表題作は一枚の絵が繋ぐアラブとヨーロッパ貴族の現在と過去に纏わるストーリー。何の因果か共に家の為に身売りする貴族が哀れで、攻められる姿がエロいです。その他短編が2本「赤珊瑚の法悦」「男弁天艶聞録」が入っています。後者の方がエロスがあり好きな内容でした。兄弟で仕込むとか、客の潜んだネコ性とか、美味しいエピソードをもっと膨らませて表題作と2作で構成してくれたらもっと楽しめたな~と思い、星4つ。絵の美しさ、描き込みの丁寧さは星5つです✨