作者さん買いです!!
この方の作品は、レーベルはBLであっても、恋愛描写だけに囚われない、総合的なストーリーや描写のクオリティの高さがすごくて、いつも心を奪われます。
今作も、表紙とあらすじで「シンプルな事件解決物ファンタジーかな?」というイメージしか持たず、本編読んでみたら、捜査物海外ドラマのようなリアルな描写と心理劇が…!ファンタジーな部分はちゃんとファンタジーで、でも全体的な世界観を崩すこともなく、絶妙だな~~と夢中になりました。
他の方のレビューを見て思ったのですが、"BLを"読みたい!という気持ちで読んで、「BLじゃないじゃん!」となる方がいると、その方にとってもこの作品にとってももったいない気がするので、"※ブロマンス程度です"みたいな注意書きは付けられないものなんでしょうか?逆に、普段BLを読まない層にも、この作品が刺さる人きっといると思いますし…。ジャンル分けって必要ではあるけど、こういう時は不自由ですね…。
余談ですが、脇役で、作者さんのお好きだった映画のキャラクターがモデルかな?というキャラクターが出てきて、すごく魅力的で、思わず笑顔になりました。