VERGAシリーズ1作目。高級ブランドの元専属モデルで今はシューフィッターのイケメン紳士と平凡なサラリーマンとのフェティッシュな恋のお話。
設定はシンデレラの様にロマンチックですが、実際は足フェチマニアの甘々執着ラブです。特に、黒沢の物腰の柔らかさと紳士的な優しさ、上品な対応には惚れ惚れしました。ザ・普通代表の悠一からしてみたら、あんなカッコいい男に惚れられたらすぐに堕ちてしまうのも当然だと思います。足フェチを告白してからも無理やり迫ることはなく、ゆっくりじっくり自分のものにしようとする黒沢には大人の余裕と気品が漂っていますが、フェチ全開の黒沢はかなりマニアックな変態。悠一の足を舐めるシーンはエロさ満点で、佳門先生らしいえちえちジュルルな絡みが最高でした。
純粋で真っ直ぐで平凡な悠一と足フェチスパダリとの甘々な日々がとても良かったです。強いて言うなら、一冊まるごと表題作を読みたかったです。それぐらい夢見心地になれるいいお話でした。