おげれつワールドは本当に深い。人間臭さがリアルで胸を打つシーンが多い。この作品は闇はそれ程深くなくどちらかと言うと恋愛をしていく上で誰しもが経験する売り言葉に買い言葉で相手を傷つけてしまったり、相手に合わせているつもりでも本当は自分を押し付けているだけだったり、一方的な恋とは違い相手がいる恋愛だからこそ楽しいはずなのに、相手が自分の思い通りにならないと苛立ったりと、恋愛の甘い所だけじゃない裏側も描いた作品でした。
そしてなにより、同性であることと世間との葛藤がリアルできっとこんな風に悩んでいる恋人たちがいっぱいいるんだろうなぁと考えさせられました。2人の葛藤しながら成長していく姿や言葉一つ一つの深さはただの恋愛漫画とかではなく、たくさんの人がいる中でたった1組のカップルに焦点を合わせた2人のドラマを絵を通して覗かせてもらっていると感じるくらい先生の作品はリアル。人と人との繋がりをここまで繊細につむぎ描けるのは先生しかいないと思う。えちしーんだが、これは言うまでもない。おげれつたなか先生だぞ?最高以外の言葉が見つからない。リアルな恋愛とハピエンが好きな方は是非読んで頂きたい。ビ〇チやヤリ〇ンしーんもないので読んでいて病む事はないでしょう。