青道高校野球部をメインに他の強豪高校野球部の登場人物すべてを緻密、繊細に毎週毎の発売に合わせて描けば力が尽きるのも分かります。
そして主人公への愛情が沢村栄純から降谷へと変わっていくのが手に取るように分かって寂しかったです(泣)
沢村栄純は明るくて、ちょっとおバカで、おふざけが好きなお調子者ですが、実は『物凄い繊細で傷つきやすい少年』というところが最後まで監督、コーチ、先輩達、同級生は分かっていないのが残念でした(多感な高校生という年頃には余りにも軽視する台詞ばかり)でもラストにやっと、それが分かってくれる後輩達が登場して救いと安心。
最後に何度も言いますが作者さんの主人公への愛情が段々と不足していくのが手に取るように分かりました。もうラストは完全に降谷の方に愛情を注いでる感じが自分でも矛盾してると気が付いたのでしょうか??
沢村栄純の欲しかった「ダイヤのA」は手に入れる事が出来ましたが、作者さんの描き方は「エースNo.1(仮)」って感じで、降谷と のライバル関係は続く感じで3年、最後の夏はどちらがエースナンバーを手に入れているのか??沢村栄純が「1」なら見たいけど降谷ならみたくないです。