ネタバレ・感想ありゲゲゲの家計簿のレビュー

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貧乏でもユーモアがある
ネタバレ
2025年10月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ ドラマ「ゲゲゲの女房」より前の水木荘から家計簿は始まります。
生活は綱渡りで大変なのですが、ユーモアがあって自分を突き放してるところが面白いですね。「百面相」とか「フハッ」とか。
お母さんの場面では竹下景子さんの名演技を思い出しました。

 兄さんが巣鴨プリズンに収監されてる間、義姉さんを支えて生活していたのは「美談」と思います。
「新聞社の買い被り」のように謙遜してますけど。

 夫婦対談は、先生の豪快さと布枝夫人の苦労話が印象的でした。
「漫画で成功しないはずはない」的な豪語はしても、奥さんに辛い思いをさせ苦労を掛けたことは気にしていた様です。
出版社社長の口元の嫌味たらしさには怒りが込められてました。
 先生の百面相を面白がる奥さんにも和みます。

 弟さんのインタビューで、先生が両親兄弟に大いに助けられていたことが解ります。子供時代や復員当時のことも知ることが出来ました。

 生活が厳しい時代でも兄弟が正月に集まって笑う姿は楽しそう。
いくつになっても兄弟一緒にオヤツを食べるのは良いですね。
 "人間の原稿料"がもらえるようになり、家計簿も役目を終えました。こんな淡々とした終わり方がまた水木先生らしいです。
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家計簿
2025年7月23日
お金にまつわる自転的コミック。当時の家計簿を元に漫画を描くというのがおもしろいし、水木先生の当時の生活が知れて楽しい。
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面白く懐かしい
2024年5月20日
わたしが生まれる前の時代から作品は始まって、昭和の懐かしい雰囲気を味わいつつ読みました。何も考えずに当然のように購入し読みこれからきっと何度も繰りかえし読むことと思います。水木先生にはもっともっと長生きしてもっともっとたくさんの作品を世に送り出してほしかったです。欲張りだとは自覚しておりますが・・先生亡き後もこうやってその作品で楽しませていただいていることに感謝ですね。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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貴重な伝記漫画😄
ネタバレ
2019年10月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 日本漫画会のレジェンド、水木しげる先生がラバウルの戦争から帰還し、日本で職を転々とした後に、アパート経営の傍らで紙芝居作家を始めた昭和26年6月から講談社児童漫画賞を受賞して人気漫画家になる昭和41年6月までの極貧生活を漫画化した作品です😊
漫画の元となった家計簿をつけていたのがこの期間らしく、アパート経営からアパート売却まで数10ページという感じで、展開も早く、また、毎月毎月収入があるのに月末には手元に1円も残ってない生活(むしろ度々質屋でお金を借りるような極貧生活)が、鬼太郎テイストで書かれていて、辛い生活なのにそれが凄く面白い内容でした😄👍
各話の間には水木プロダクションのゼネラルマネージャーであり弟の幸夫さんのインタビューや、ゲゲゲの女房で有名な奥さん布枝夫人のインタビュー等もあり、ゲゲゲのしげる好きにはたまらない一品です😉
極貧でも明るく、自分の才能を信じて貫き通す水木しげる先生に勇気を分け与えて貰える、そんな作品でした😊
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