チョコレートのラストに出てきた飯田と牧の物語。
全体を通して飯田視点でお話が進んでいきますが、恋愛だけでなく長兄としての立場や父親への釈然としない感情、弟への嫉妬など飯田の内面に焦点が当たっていたしよく理解できたので、時に苦しく切なくなる場面もありました。
チョコレートでは余裕に見えた飯田が、恋愛となるとあんなに慎重で臆病になってしまう典型的な長兄タイプにも驚きで。。とはいえ、牧は当たっても砕けても俄然張り切るので飯田にはお似合いなのかもしれません。
最後に、牧が堅司を飯田の元カレと勘違いしての敵対的な態度には納得でした。もう少し牧目線のお話も読んでみたかったです。