ずっと野垣に片想いしていた栢山。野垣の息子の智也にまっすぐな思いを告げられてグラグラするどうしようもなさがうまく書けていて、もう智也にしちゃいな、と何度思ったか。しかしヘテロのヤモメ野垣が独占欲をチラチラさせて、フラフラする栢山の気持ちがよく分かる!大人の色気ダダ漏れの魅力か、高校生のピュアなまっすぐさか。栢山がけっこうお股のゆるーい感じでちょっと受けとしては好みから外れますが、野垣に対してだけは純情なんです。かわいいです。栢山があの精神年齢の幼さで29歳っていうのぎナンですが、読んでいるとなぜか不自然じゃなく受け入れられるんですよね。