『慈英×臣シリーズ』しなやか〜ひめやか〜あざやか〜の短編集(4作目)です。前半の短編は、二人の絆がこれからどんどん強くなる過程の時期の話なので、とっても甘くて濃厚です。後半の短編は慈英と照映の子供の頃の話です。私としては、幼い頃の二人の関係を知れる後半の短編が好みでした。挿絵で当時の二人が見れた事も嬉しかったです。こういう時に挿絵の効力は絶大だなと思いつつストーリーを満喫しました。特にラストの【ネオテニー】が好きです。慈英と照映、名は体を表すのように慈英は慈しみ深く、照映は太陽のよう皆を明るく照らす…素敵な従兄弟だなと改めて思いました。