ネタバレ・感想あり極上の他人のレビュー

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親に愛されない悲しみと苦悩
ネタバレ
2021年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 実の親、ましてや子供が一番愛情を無条件で求めてしまう母親に憎まれるって、とても悲しい。自分の生まれた意味や、生きる意味すら無くす。自分のアイデンティティーの根幹に関わる大きなこと。
人の愛情を計ろうとしたり、信じることができなくなったりと、人として生きる上でとても障害となる。祖父母や伯父に愛情を注がれても、両親に疎まれて、母親には憎まれて心身ともに傷をつけられて、ある意味人間不信のヒロイン。
そんなヒロインを実は兄のような気持ちで影ながら見守っていたヒーロー。
共通の知人により、男女として出会い、一人の女性としてヒロインを意識するも、兄のように守りたい気持ちが強く、素直になれないのに、過保護にヒロインを守ってばかりのヒーローの言動に困惑するヒロイン。妹のような扱いに傷つきながらも、ヒーローを好きになってしまい離れられなくなっていく。女性に人気で、自分を妹扱いしかしないのに、強引で過保護なヒーローを幾度も避けようとするも、その度に強引なヒーローに流されていく。本当のことを聞かずにいる自分の弱さやズルさに気付き、勇気を出すヒロイン。しかし、ヒロインの母親は身勝手すぎる毒親だし、その義理の娘も身勝手な罪悪感に駈られて、ヒロインの人生に踏み込もうとするし、そんな義理の娘に嫌われたくないと、ヒロインに赦しを強要しようとする暴走毒母親。そんな自分の妻の暴走を止められない義理の娘の父親もヘタレのクズ。いくら愛する女性であっても、自分の幸せのために、実の娘を心身ともに傷つけて、さらには思い出の家さえお金に代えさせて、そのお金で助かる自分に罪悪感はないのだろうか。自分の幸せのためなら、周りの人を不幸にしても、得たいものを強要するところは、三人ともそっくりな家族。
そんな身勝手な両親の犠牲になったヒロイン。ぎゃくたいの末に死んでいく子供たちのニュースを見るたびに、実の親であっても、愛することは当たり前ではないという人間の無情さに震撼させられるけど、ヒロインもそんな親たちの犠牲であり、常に陰のある心を引きずる人生で。ヒーローのような大きすぎる愛情じゃなければ、幸せになれなかったんだろう。ヒロインを無条件で受け入れて愛し、ヒロインの側にいることが全ての幸せと言い切る大きな愛情をもったヒーロー。外見だけでなく、中身もモテモテなヒーロー。ヒロインが傷つかないように、仕事の仕方さえ変える愛情
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うん
2021年4月8日
ヒーローがとにかく溺愛で心が広く深くヒロインを大事にしているのがよくわかった。
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星3.5
ネタバレ
2018年7月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 祖父母と叔父に愛情一杯に育てられたヒロインが先輩が仲介のお見合いでヒーローと出会い 気がつくと夕飯を食べ送り迎えされる日々で… ヒロインの育った環境のせいか溺愛されているのに鈍いです 少し回りくどい感じで同じ言葉が何回も出てきます 確かに重いことなので仕方ないのかなぁとも思いましたが… 終盤は、極上な他人の意味が判り二人のその後もありますが星3.5で
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