ネタバレ・感想あり愛しているにもほどがあるのレビュー

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幾つもの重要テーマが盛り込まれてると思う
2024年12月6日
シリーズ二作め。15年ほど前の作品で、詳しく検証したわけではありませんが、暗いというか重いというか、何となく作風が今とは違う気がしました。久しぶりにこのシリーズを読んで、改めて「コメディっぽいものからハードボイルドまで幅広く書かれる先生だな」と思いました。幅が広いというか振り幅が大きい感じですかね。
他の作品で明るく楽しくなってこちらを読むと…人間社会の暗い部分や世知辛さ・生き辛さ、当たり前と思っていた価値観を根底から覆されるような不安を感じさせられます。
大抵の読者は、坂下寄りの考えや発想をすると思うので、自分の当たり前が当たり前でなかった時に深い痛手を追うし悩みもします。どうにもならない人間関係の連続に、私まで暗い気持ちになる事が多かったけど、そんな中で坂下の人間臭さが活きてきて、心に沁みました。ラストの三角関係には度肝を抜かれ、問題解決の斬新さに驚きましたけど、坂下の奮闘が巡り巡って福に返ったようで(複雑だけど)ホッとしました。
医師という職業から…だけではない人情味あふれる坂下を、面白おかしく・目一杯・エ◯いっぱいのオヤジらしさ全開で陰日向になりフォローする斑目も楽しかったです。
2巻目:坂下の嫉妬
2024年7月2日
斑目の過去がやってきた!いけ好かないヤローだけど、憎めないかな。
この労働街に起こる出来事を解決しながら進むこのシリーズは毎週の連続ドラマを見てるようで、人間模様が良きです。双葉の過去も知りたい…なんだか壮絶な予感ですが。
なかなかヘビーな巻です。
ネタバレ
2024年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 労働者街BLの臓器売買に関わるお話。今回、驚いたのはおっさんが、本当に腎臓取られちゃったことでしょうか。大概ギリギリ間に合うはずなのに、間に合わない。斑目たちは、腹を開けたまま放置されたおっさんの腹を閉じる手術をする。
斑目を連れ戻しにきた龍を諦めさせるために、大事な腕に自らメスを突き立てたりと、とにかくヘビーな巻でした。
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オヤジを愛でる作品です
ネタバレ
2024年1月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 労働者の街で診療所を開いている善意の医師、坂下を慕う男ども。個性的な人たちばかりの中で随一の斑目。2人はオトナの関係を持ってるんですけど、坂下がちょっと素直じゃないのがツボです。今回は斑目が第一線の意医師であった時の部下で情人だった北原が登場!気が気じゃない。そんな嫉妬も混じったモヤモヤの中、互いに失いたくないと思う。再確認できたと思うんですね。深まる愛…!続編あるみたいなんで、続き気になります!あと、斑目のいい仲間の双葉の抱えているものも気になります…。笛を与えて俺を呼べ、なんて、イヌなの?と笑ってしまいました。奈良先生の描くイラストがまたかっこいいです。
2作目:斑目の過去‥
ネタバレ
2022年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 中原先生のエロオヤジ攻めが萌のど真ん中なので大はしゃぎしながら読みました。
今回も良かったなぁ。雄フェロモンがダダ漏れのジゴロ斑目が余裕綽々で坂下を可愛がるシーンは何度読んでも楽しくて。言葉で責める斑目に照れる坂下がお決まりのパターンですが、坂下も徐々に斑目に飼い慣らされていく様子がとってもいいです!そしてキャンディバーには大笑い。あーまじ最っ高。
今作では斑目の過去が多少明らかになり2人に容赦なく襲い掛かります。その過去とは斑目を心酔してやまない外科医の北原。この北原は結構な強者ですがラストまで読むと本当の敵は北原以上の曲者でした‥。
甘い考えに打ちひしがれる坂下は健在ですが、少しづつ逞しくなっていく様子も見てとれます。そして双葉の存在がここにきて要注目となってきたのも高ポイント!ラストで不穏な空気が色濃くなってきましたがLだけじゃない展開にますます目が離せなくなりました。(1作目「愛してないと云ってくれ」)
えー
2021年9月26日
北原やなやつ!!それでも、斑目のぶれない所が、すごくいいです!!あんなことあったて、どおしようかとおもったけど、よかった!無事でした!
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先生が素敵
ネタバレ
2021年9月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 世間知らずの御坊ちゃま!というのがピッタリの先生です。
それがまた可愛い!今回も可愛かったです。
頼りないのが庇護欲をそそる感じですね!
斑目さんはまだ色々過去があるのかな?
斑目さんは元お医者様なのに、弟さんはその筋の方だし…家族構成など気になります。
ただ一巻から進んで先生の気持ちが斑目さんにちゃんとあるのが分かって楽しく読めました!
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シリーズ二巻目
2019年8月25日
シリーズ2巻目。登場人物達の過去が徐々に明らかになってきています。
親子間の根深い確執や医療モラルの問題なども絡んでかなり重い展開になっていますが、青臭くも一生懸命な坂下が愛おしく思いきり肩入れしながら読んでしまいました。私が当事者となったら、医術に長けた心無い医者と、技術は多少拙くても心に寄り添ってくれる医者、どちらに主治医になって欲しいと思うのかな・・・?なんて考えてしまった。まだ班目兄弟の確執や、医者を辞めるに至った契機も不明だし、双葉の過去も相当深そう。次も目が離せない。
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第2作相変わらず素敵
2018年12月24日
続けて読んでますが労働者街のおっちゃん達の魅力とフェロモン駄々もれ攻め様、デレ多めのツンデレウケ様の愛は深まって、より幸せに読めます。しかし幸せにには逆境がつきもので強力かつ腹黒で超絶美人のライバルも登場しハラハラ、ドキドキも止まりません。奈良先生の絵の変化がまた超絶格好よく見惚れます。
買っておくべし。
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男臭いのがいいです!
2015年10月23日
抱かれる際に受けが自分の中の男と常に葛藤しているのが凄くいいです。
労働者たちが先生に向ける優しさも微笑ましいですね。
先生が一作目で出てきたお守りをずっと持っていることにほっこりしました。
まだまだこれからの展開が気になる二作目
2015年10月10日
北原さんとか、斑目兄弟とかまだまだ、いろいろ展開していきそうで、次の巻も読んできたいです。
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愛シリーズ2
2015年8月21日
今回は、斑目と過去に関係のあった外科医北原が登場。坂下や斑目、労働者達までもが引っ掻き回されます!BLでは珍しい労働者街を舞台にした話ですが、とても面白いです♪
続編、いいです。
2015年3月25日
前作と一気読みでしたので、期間があいた感覚はなかったのですが、班目の想いがずいぶんと真剣というか、坂下先生に惚れ込んでる加減が凄いです。愛でしょうか…まだ素直になれず、でも惹かれている坂下先生の葛藤も全てお見通しの大人な班目さん、いいです。
面白かったけど…
2017年6月15日
やっぱり受けの短慮的行動にイマイチ馴染めず…。イラストも綺麗だし、面白かったんですが…(笑)でも脇キャラ双葉は魅力的だなぁ。彼のスピンが読みたい…。
面白い
2017年4月17日
この作家さんはストーリーも面白くて、書き方もどんどん次が読みたくなるので外れがないです。話の設定も変わっていて飽きません。シリーズ全巻買っちゃうだろうなー。
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労働者BL
ネタバレ
2024年7月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 夢とファンタジー溢れるBLというジャンルにおいてあまりない設定です。物語はフィクションで希望に溢れる終わり方をしますが、ここに出て来る労働者の方々は美化されてません。日雇い労働者になるまでの諸々もそれぞれ背負っていて、登場人物の皆さんは噛めば噛むほど味が出るスルメのような人達ばかり。そんな中で先生の青さ、理想を諦めない姿は清々しくそして眩しいです。それが彼の弱味でも強味でもあり、そんな先生を愛して止まない労働者の皆さんに好感を持ちます。
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悪役が嫌すぎ
2023年9月12日
悪役の人たちが嫌な人すぎてその不快感をぬぐえないまま終わってしまった。最終的には帰ったとしても、その途中やりたい放題だったことはそのまんまだったから嫌だった。
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作家名: 中原一也 / 奈良千春
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 二見書房