ネタバレ・感想ありロング・ゲイン ~君へと続く道~ コーダシリーズ(1)のレビュー

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映画のよう
2024年4月9日
前半の葛藤が痛いほど突き刺さって、後半は立場が逆転していくのが説得力があったなと。心情が丁寧に書かれていて、家族の気持ちとか関係とかあり方がリアルで良かった。山でのランドやキャンプで2人の距離が近づくのもなんだか映画のようで外国作品ならではの描写でこのシリーズは好きになりそう。
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2人の成長物語
2024年2月11日
翻訳物ですが、全ての文章がとても短いので、読みやすいです。
素直で控え目で知性の塊で、両親に愛されて育った感満載の大人な主人公ジャレドが素敵でした。そのジャレド目線で語られる色男マットは、健康優良児的な若さの色気から、段々セクシー指数が上がって、フェロモン特盛りに!←見所のひとつです。
恋愛と同時に、2人が人間関係を構築していく姿がかかれているので、読後感がとても良かったです。
コロラドの自然を想像しながら、楽しく読めました。
やっぱりリバなのか
2023年6月25日
MMはリバが主流なのかな。あちらではそれが自然なのかしら?
もう驚かないけど、やっぱりリバなのか〜とは思うよね。
凄く現実にありそうな偏見と差別の後のお母さんの言葉が良かったです。そこを乗り越えた彼らが素敵でした。
面白かった。
ネタバレ
2023年3月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 田舎町でゲイだとオープンにして暮らしているジャレドと、町に転居してきた警官のマット。二人はとても気が合って急接近していくんだけど、マットは自分はノンケだと思っていてすれ違う。どう考えても友達の範疇を越えているのに友達だと自分に言い聞かせているマットの様子がもどかしい。ジャレドと過ごす為に女と寝たり傍から見ると馬鹿げた行動をしているのも面白かった。ジャレドが事故に合った時にかなりショックを受けて心配していたマットの様子もどう見てもジャレドLoveなのに自分の気持ちをなかなか認められなくて焦れったい。ベッドシーンでジャレドを見ているのが好きなマットも萌えポイント。
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全308頁、素晴らしいです!
ネタバレ
2022年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きになる過程が丁寧に描かれていて萌えました。ジレジレして涙するシーンもあって、心がギューンとなりました。ジャレドが段々と周りに受け入れられていく様子が良かったです。マットが心を決めてからはラブラブでしたね。ギャランドゥ好きの私は、たどりたいジャレドにキュンキュンでした。
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心地いい読後感
ネタバレ
2021年9月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ あぁ、やっぱり海外のBL小説っていいですね。ユーモアのある会話も好きですが、2人の幸せたっぷりな姿がずっと続くだろうと容易に想像できる終わり方に心が満たされます。
コロラドの田舎町に住むゲイのジャレドとその街に転勤でやって来た警官マットの物語。保守的な街なのでゲイを牽制する空気が漂っていますが、そんな中でもジャレドは気丈に正直に生きている。そこに、ジャレドを友人として扱ってくれるマットが現れてジャレドの生活が途端に色づき始めます。その時のジャレドの高揚感は如何程だったろうと、こちらまでウキウキするほどでした。
ジャレドの努力もあってなんとか良い友人関係を続ける2人。しかし、マットが自分でも気づかないくらいジャレドに甘えてしまったところから、その危うい均衡が揺らぎ始めます。ジャレドの焦燥と喪失感もマットの苦悩と混乱も凄くリアルで、ゲイとノンケ(と思ってる男性)の恋愛がそう簡単にはいかない現実をまざまざと見せつけられました。ジャレドもキツかったけどマットはもっとキツかったはず。それでも互いを求める気持ちに素直になって相手を慈しむ姿が本当に温かくて、ようやく2人の気持ちが重なった時は感慨深いものがありました。
そんな2人を最初から優しく応援するリジーは、見習いたいほど素敵な女性。海外BL小説に出てくる女性って軒並みお節介で図々しかったりしますがw、リジーのお節介はあまり嫌じゃなかったな。もちろん多少嫌な奴は出てきますが、2人の多幸感がその存在を消し去ってくれるので読後感は最高です。イラストも◎、シリーズ2作目も読んでみます!
名作!
ネタバレ
2021年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ マットの葛藤がすごくすごく良かったです。ジャレドは特別な存在なのに育ってきた環境から、その気持ちを恋と認められない、けど!!というのが、ひどいっ!けど!!!せつない…そんなマットの気持ちに寄り添うジャレドが可愛くて男前で!!ドキドキきりきり読み応えがあり、あたたかな気持ちになりました。リバる過程にもぐっときました!!
偏見と軋轢を乗り越える感動作◎
ネタバレ
2021年7月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 《M/M小説》初読み作家さん。コーダシリーズ一作目。
(原題:Promises)
元気をもらえる話とても面白かったです◎
陰謀などの無いシンプルなテーマの奥行きある展開と、
巧みな人物描写に引き込まれます。
一瀬さんの翻訳もとても読みやすかったです。

コロラド州片田舎コーダが舞台。
ロッキー山脈の雄大な自然を有する解放感溢れる土地柄なのに
町はとても保守的。

'ゲイはクズ'と罵られながらひっそりと生きていく覚悟のジャレド。ここに赴任してきた警官と友達になっただけで騒めく町の偏見差別や家族の軋轢の人間ドラマからの、人生を変える恋愛譚◎
臆病な二人の葛藤に共に一喜一憂出来て、幸せな着地には多幸感に満たされ感動です!!

コーダ署に赴任した警官マット×ショップ経営ジャレドの話。

出会いから意気投合する二人の人柄がとても魅力的◎
初の熱い恋心に期待しないジャレドの臆病さとこれまでの孤独の深さには胸が締め付けられる。

気持ちに抗い迷走する自称ストレートのマットに呆れるも、
これも横暴で無礼な'マチズモ'父親に全否定されて育った背景が苦しく、ジャレドとは違う孤独と臆病が痛々しい。

三十半ばの男性二人が初めて思考スイッチするきっかけが互いの存在という出会いにも深い愛情にも心を打たれ、その先の展開は幸せ感溢れ最高◎〈君は正しい〉の言葉をジャレドにねだる子どもっぽいマットの姿の数々が嬉しい。
ジャレド母の深い言葉と兄嫁リジーの存在にはただただ感謝◎
サブタイもお茶目。

→シリーズ二作目『恋人までのA to Z』にも二人登場します
ロッキー山脈を感じながら楽しむアメリカMM
2021年3月11日
主人公ジャレド一人称で語られるから誰のセリフか混乱する事もなくとても読みやすかった。濃いブロンドでくせ毛、伸びるとモップみたいってどんな感じ?とにかくそのくせっ毛を指に絡めてもて遊ぶマットにドギマギするジャレドが可愛くて萌え転がった。布石がわかりやすいので展開が容易に想像できるんだけどそれでもキュンキュンしたりジリジリしたりハラハラしたり存分に楽しめた。甘いだけじゃないシリアスもありそして米の小説では高確率で出てくる銃、、。簡単に命を奪うだけあってこれにハラハラさせられるのは本意じゃないけどこれがリアルなのかな。それにしても副題の意味ってヘソから続く繁みを掛けてる?
はまりました
2020年1月2日
もうジャレドがキュートです。ユーモアあり、配慮あり大人で、よくあるメソメソ受けとは違います。マットへの素直でひたむきな愛情がみてていじらしいです。そしてゲイへの偏見のある田舎町での心情には心がキュッと痛くなります。
マットは最初はジャレドを愛していることを素直に認められず葛藤しますが、その間もジャレドに対して示す行為に悶絶です。自分の気持ちになんで気づかないの?というくらいジャレドにラブラブなボディータッチが…。首筋に噛みつくところの描写に思わず声でちゃいました。マットがジャレドの髪をひっぱる行為に愛してるな~とニヤニヤしちゃいます。
お互いに気持ちを確かめ合い、人生のパートナーと認識したときにはもう幸せな気持ちになりました。
大満足です!
2019年12月1日
二人の気持ちの変化や葛藤など丁寧に描かれていて、読み応えがあって素晴らしい作品でした!
こういうMMもっと読みたい!!
2019年8月22日
ファンタジーとかミステリももちろん好きなんですけど、BLジャンルでは、現代サラリーマンものが取っつきやすくて一番好きなので、MMでこういう雰囲気の作品どんどん翻訳していただければもっと読みたいです。攻めと受けが出会ってから、趣味の合う友人として自然に距離を縮めて、恋人同士になって、さらにその関係を深めていく様子が丁寧に描かれていて、とても読みごたえがありました。作者さんの個人サイトにこの作品の後日談SSが載ってて、すごくよかったので、好きな方はぜひ読んでいただきたいです。
感動。お勧めします。
2019年3月9日
2人だけの話ではなく2人を取り巻く家族、職場の同僚達、マイノリティーに対する偏見もリアルに描かれています。最近海外の作品を何作品か読みましたが、この作品は途中で涙が出ました。すごくいい話です。お勧めします。
スピンオフ有り。リアリティの高いMM小説。
2018年3月8日
(小説、1冊読みきりb)

海外の小説を翻訳したモノクローム文庫にはまっています。
いまのところ、どれも読み応えのあるお話ばかり。

本作はアメリカを舞台にしたゲイの話。
キリスト教圏のためか周囲の軋轢が日本より高く、その偏見や葛藤をのりこえていくところがすごくリアルで、現実にありそうなストーリーでした。

相手が男はありえあいと拒否るストレート。
2人の進展が日本のBLと違ってファンタジーじゃないのが興味深い。
相手の態度がひどくても悲劇のヒロインよろしく切なさで盛り上がるのではなく、欲望もしっかりあってめげない。
ほっこりするエンドで読みやすかったです。

本作のスピンオフが、恋人までのA to Z。
同じくコロラドを舞台にしていて、本作の2人も登場しているらしいです。
こちらも読んでみたい。
海外のBL初めて読んだけどよかった!
ネタバレ
2017年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 日本のBLと少し違って男同士で好きになることに心の葛藤と周りの反応に偏見が強いことが印象に残った(日本でも全くないことはないけど)。Hの仕方・至る過程もかなり慎重になってたのも新鮮だった。
良かったです
ネタバレ
2016年6月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 丁寧で良質な映画を観た感じです。
小さな田舎町で誰もがゲイと知っていて居場所のなさを常に感じている主人公ジャレド。その田舎町に来たマットが、ジャレドを段々と好きになり、好きだと自覚してもなお自分をゲイだと認められず苦しみますが、腹を括った後の男らしさがいい!ゲイをカミングアウトしてても、周囲からの目を気にして閉じこもろうとするジャレドを引き上げて、共に進もうとするマットは最高のパートナーです。
面白かった
2021年1月28日
アメリカの田舎らしい、ありがちな設定ではあったけれど、コロラドの風景などを想像しながら読むのは楽しかったです。スピンオフも気になります。
じっくり読めました
2021年1月22日
外国のBLは今までそんなに読んだことがなかったのですが 読むとハマりますね。ゲイだと自覚しているジャレドと ストレートと思って生きてきたマットの出会いと気持ちが一つになるまでの経過が丁寧に書かれていました。ゲイに寛容な社会というのは無いんだと思いました。
海外
2018年12月19日
海外のBL小説はこちらが初めてでしたが面白かったです。会話のテンポ(?)が独特で新鮮でした。ゲイへの差別や葛藤に悩みながらも愛し合うふたりが好きです。
面白かった
2018年12月17日
2人の仲が近づいていくのが丁寧に描かれていて面白かったです。アメリカの田舎での偏見は興味深かったです。
気持ち良い読了
ネタバレ
2017年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恐らくコロラドの大自然と隣接する小さな街ではゲイだと一人では住めないのでは?警官なんてもってのほかだと思いますが、そこは小説ーー家族愛に恵まれた主人公と漸く相棒と呼べる友に出会えた新参者のマック、やっぱリバでやってくのかな~お幸せに…(=^ェ^=)
よかった
2017年1月17日
もっとシリアスかと思ったけど、MRにしては読み易く和っぽいハピエンだな〜と思いました。
外国物らしい作品
2016年3月3日
セクシャリティや仕事、家族問題など...それぞれの葛藤が上手く描かれていて、ドキュメンタリー映画を感じる作品でした!
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アメリカのBL小説
2017年1月12日
小さな町でゲイをオープンにして暮らしているジャレド。これまで様々な偏見にあってきたよう。
バイトの高校生や出会って間もないマットに
結構ズケズケ言われたり、アプローチしてもいないのに拒絶されたりと気の毒な出だしでした。それに対してジョークまじりにサラッとお返しするのがアメリカっぽいなぁとも思ったけど、マイノリティーの人の身に付いた処世術なのかなぁとも思い切なく…。
でもジャレドのそういう性格もあって、全体的な雰囲気は重たくはないです。ジャレドの家族が皆良き理解者っていうのも大きいな。

ジャレドとつるむ=ゲイと思われる
ような町で、マットは友人としてジャレドと
つきあいます。2人で多く過ごすうちに
マットに変化があり…。

自分の本質に気付かず、または気付いても見ぬふりをして生涯を終える人は少なくないんだろうな。
それを越えようとする2人はすごい。
マットは途中から何となく"そう"なのかな〜
と思っていたらやっぱりだった。地雷にしてる方も多い設定の。

内容良かったんですが、私にはもう少し深読みの余地がある文章の方がBLはグッとくるみたいです(^。^)
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