そっくりな双子の王子ジークフリートとクラウス。ヒロインが好きになったのはどちらなのか、そもそも2人とも生きているのか…など色々謎めいていて最期まで楽しめた。ヒーローは、責任感が強くて苦労人。立場上ヒロインを諦めなければと思っていたが、ヒロインが一途な気持ちを伝えた事で、2人で幸せになろうと思えるようになって良かった。ジークフリートの婚約者は行動自体は非道いが、切ない巡り合わせで可哀想な部分もある。シリアスなトーンが強い物語だけど、ヒロインを溺愛する兄のキャラクターが面白くて好き。結婚してもさんざん口出しされそうだな。