記憶喪失ものも泣けるBLも好きなので期待して読んだのですが、正直期待外れでした。
たとえ相手に忘れられたとしても、どうしてそんなに引かなければならないのか、どうしてそこまで過去のことを隠して気持ちを押さえなければならないのか、有也の思考が理解できず共感できなかったので、ものすごくモヤモヤしました。颯の方は、明らかに何度も有也に近づこうとしていたのに。わざと悲劇に寄っていってしまっていた感じです。
ストーリーも特に捻りもなく先が読めてしまうし、表現にもしっくりこないところがありあちこち引っかかって、最後まで世界に入り込めずに終わってしまいました。