このレビューはネタバレを含みます▼
226ページでした。ヒロインは美しいという理由で孤児院から買い取られ、ヒーローに調教されて、出世のために接待させられるという…何ともヒドいストーリーです。この手の話が好きな人はハマるのではないでしょうか?。なのでヒーロー以外の複数の人との描写や、変な性癖のエロジジイにいたぶられて泣かされるシーンもあるので、地雷踏みまくりでした。なんでそこまでヒーローに献身的なのかも理解し難いですし、ヒーローサイドの話も無いので、なんで突然ヒロインを庇い出したのかも…分かりにくい。ラストもハッピーエンドとは言えない終わり方なので、最初から最後までずーっと暗い話でした。この作者さんの作品は、ちょっとハードな地雷があるので予想はしてましたが、これはあまり好みでは無かったです。ソーニャの複数プレイ物のほうが断然マシですね。ページ数が少ない訳でもないのに、ヒーローの葛藤とか、ヒロインの献身的な愛などが全く伝わってこず、涙をそそるストーリーでも無い…。嫌悪感のあるラブ描写を淡々と読んだ感じで読後感は良くないので、この後、何か溺愛系のほっこり作品でも読んで口直しをしたいと思います。
(ちなみに星2は氷堂さんの美しい絵の評価です。)