夜光花 先生の作品読むのは「烈火の血族」に続きこれで2作目です。
ファンタジー作品が好きなのでとても面白くて良かった。歴史モノファンタジーの大作は良い。BLとしてはキャラのビジュアルが好みと合いませんが、奈良 先生のファンタジーの古代書の挿絵みたいな独自のイラストは作品に合ってます。物語は好きですが、ロマンスとしては主役キャラの樹里がどうしても好きになれず残念でした。言葉遣いが汚いのやガサツなのが苦手なのがあり、感情的で短絡的な感じは女みたいで強くもないし男である必要性が感じられなかった。弱くても人しい美人ならいいんだけどね。顔が美しいなら...とも思ったけど挿絵ではコミカルな表情が多くてどうしても美人イメージが持てなくて。とは言え、足を引っ張りそうな行動なども結果的には悪くなく展開のスパイスになるのでファンタジー冒険としては良いのだと思う。アーサー、ランスロット、マーリンは好き。この三人のBLならハマれたかも?アナザーストーリーの「騎士の誓い」もランスロットが好きなので読んでみようと思います。評価は4.7☆