とにかく神威のただならぬ愛情が、さんさんと奏音に降り注いでいます。そしてこの2人の美貌の説明がこれでもかと続きます。
やはりフィクションはこれくらいのレベルの夢が見たい。それを叶えてくれる安心感。
圧倒的オスの神威が動揺するのは、ただ奏音が絡んだときだけ。そのときだけは、27歳の男から17の不安定な少年に戻るのです。
後半はやる、やらないというやり取りに終始しますが、ベースにあるのが喪失からの再生、無償の愛なので、下世話な感じじゃないのが素晴らしいのです。
この作家さんの文章はクセがありますが、それも好き。