育ってきた環境や、恋人との別離のため、対人恐怖症気味の夏季が、いつも心配してくれる副島さんに、勇気を出して、ありがとう、と一生懸命に言うたびに、私まで幸せな気持ちになれました。
見守る、という言葉は簡単ですが、現実問題としては、大変です。それでも、全力で夏季を守る副島さんは、ものすごくカッコいい!
最近イチオシの作家さんの新作に、飛びついて購入しましたが、私は好きです。ちょっと地味な登場人物とストーリーですが、心理描写が繊細なタッチで描かれていて、読み終わる頃には、夏季ファンになっている人も多いのでは?
★4つです。