とは思えないほど、ガラリと状況の変わった時間でした。
ひとえに、ルーシャという王族ではない人間が閉ざされた王宮にやってきたから。
どんどんお話に引き込まれていきました。
親子関係が稀薄で寂しく育ったユート様が初めて親を見た雛のごとくルーシャに懐く姿が可愛らしくも切なかったです。最初は初めて身体の関係を持った相手だから、とか、初めて好意を示してくれた娘だから懐いたのかとも思ったけど、ユート様がモテモテだったことを考えれば、やはりルーシャだから懐いたし、愛するようになったんだと納得しました。
ルーシャも最初の印象では大人しくて自己主張などない子かと思いきや、歳の割に落ち着いているところや、素直な性格にとても好感が持てました。
物語はやはりハッピーエンドが1番!