ネタバレ・感想あり頬にしたたる恋の雨のレビュー

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どタイプの溺愛度
2024年1月27日
同一作家さんの芸人・落語家シリーズを読破中です。その中でも今のところダントツで好きなこちらの作品。売れない落語家の受けを厳しくも優しくもサポートしつつ、違う道へ押し出すスパダリ攻め。プライベートでは激しく甘やかしてくれるところがめちゃくちゃいいです。受けも卑屈ではあるものの、根は優しく真面目で可愛いので攻めが猫可愛がりしたくなるのもわかります。
スーパーダーリンの安定感が凄いので、終始安心して読めるんですが、凪いでないのがすごい。お仕事BLとも言えるし、なんだろうな〜シリーズ通してキャラの芸事への熱量というか誇りみたいなのがとても好ましいです。記憶喪失になってもう1回初見読みしたい。
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時代背景もとてもいい
2023年8月30日
落語家シリーズでは初めての昭和初期作品ですが、すんなり入っていけました。
落語から万歳(漫才)へといくところも他とは違っておもしろかったし、団子さんがめっちゃいい人です。そして瀬島さんが大人の魅力たっぷりで恋愛面も満足できる作品でした。SSの「心の掟」がすごく良かったです。
万歳の歴史と戦争と
2023年5月3日
落語から万歳へと昭和初期の万歳黎明期を書き、そして当時の背景である戦争にも関連させた意欲作をとても面白く読ませて頂きました。出でくる人がいい人ばかりなのも素敵です。可愛い受けは歳と共に色香が増し、溺愛攻めの愛も受けに視線を向ける他の人への威嚇も何年経っても変わらないようで微笑ましいです。受けとコンビを組む彼も本当に謙虚で人柄も良く、この2人の友情、信頼関係、お互いを尊敬し合う姿は美しいです。師匠も弟子を思いやる心の広い人ですし、新聞記者も真のプロフェッショナルといた感じで素敵です。兄弟子も悪い人ではないし。心温るお話しでした。
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最高!!
ネタバレ
2022年9月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう本当に良いお話で読み応えがありました
昔の大阪弁が良い世界観を醸し出してます
恋愛要素だけでなく物語としても昭和初期の落語と万才の捉えられ方の差や、落語に対する未練や葛藤、万才へ転向を決意し挑戦して成功していく過程と楽しませていただきました
主人公の文彦は可愛らしいし恋の相手となる瀬島も時に優しく時に厳しく大人の男でいい男だし、相方になる団子はんもちんちくりんらしいけど中身はめっちゃいい男で人情味があり心温まる一冊です
最後の短編も本当に良くて幸せな気持ちになる一冊でした
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最高
ネタバレ
2021年8月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最高でした…。。関西弁の濡場の色気が凄かったです。そして売れない三流落語家だった文彦が、押しも押されぬ万歳師に成長していく過程やその中で師匠や団子、そして何より瀬島との絆を築いていくところがすごく好きでした。〇〇が特に良かった!!っていうシーンはないですが、全てぬるっと良かった印象です(言い方)
昭和初期の
ネタバレ
2023年3月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 落語家から万歳に転向する受けちゃんと相方、そして攻めさま寄席の主のお話です。他シリーズよりは少々アクシデントに巻き込まれたり、ちょいちょい事件が起こりますが…所謂サクセクストーリーでしょうかね。むかしことばなので耳慣れない言葉も出てきますが問題なし。とにかく相方の団子ちゃんと増寿市師匠がいい人すぎて「ししょ~」と私も言いたくなりますよ。あまあま溺愛系でっせ。これもよろしおすな。
ただ…くっついてからが若干冗長気味かな?と。しかし瀬島さんも文彦くんも懐が広すぎやないかい。と器の小さい私には思われます
朝ドラのような雰囲気
ネタバレ
2020年2月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 着物や中折れ帽、新しい藝=万歳、もぎりの翁などレトロな雰囲気があって素敵でした。他の芸人シリーズにある前半後半での視点の入れ替えは本作品はなくて少し残念ですが、瀬島さんのミステリアスさが増して良かったのかも。でも瀬島さん目線の文彦も見たかった。最後のお話も好きで、11歳の和男少年の健気さに泣けました。
しっとりしたお話
2018年4月22日
ゆっくりしっとりしたお話。じわじわくる。言葉も絵もキレイだった。
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はんなり感が良い
2018年2月5日
とても穏やかに、ほわんとした佇まいが昭和初期の雰囲気を存分に醸し出して 、言葉の選び方が絶妙でした。その雰囲気を大事にしすぎて、ちょっと、盛り上がりに欠けて、物足りなさはありますが、そこが良いと言えば良いのかもしれません(笑)。
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作家名: 久我有加 / 志水ゆき
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館