ネタバレ・感想あり六条伯爵令嬢の艶事のレビュー

(4.0) 5件
(5)
0件
(4)
5件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
切ない…
ネタバレ
2023年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作家さん好きで何作も読んでます。この作家さんの歪な三角関係の作品を何作か読みましたが、その中でも今回は特に切なかったです。清澄本人も自覚している通り、惹かれ合う2人に横槍を入れた自業自得なんだろうけど、2年間はヒロイン一途だったし、本当に愛してからってゆうのが…。読んでる内に、どんなに優しく接しても頑なな寧子の態度に、段々清澄がかわいそうになってしまいました。馨は、留学後必ず迎えに行くって言った通り、本当に迎えに来てくれたけど、なんかモヤモヤは残りました。馨と寧子が結ばれて良かったとは言え、3人の中で一番、清澄に感情移入してしまったせいで、スッキリしないのかも。
いいね
0件
残酷 重い 切ない 少しの救い
2022年12月26日
大好きな作家さんです。今作はタイトル通りの感想でした。情景や心情などとても読みやすく引き込まれるように読み込んでしまいます。今作の主人公二人の出会いはときめきを感じましたが、同時に不穏な空気もあり心が揺れました。二人の仲を邪魔する異母兄が残酷すぎて、でもヒロインに惹かれる気持ちも大事にしたい気持ちもわかる気がするけど、それだけに一方的すぎて。ヒロインに無体を働くシーンは重すぎて…ヒーローが時を経てようやく迎えに来たけど、婚約解消の条件がまた残酷すぎて胸が痛くなりました。ヒーローのヒロインへの気持ちがあたたかく、深い愛がそこになるとわかっても読んでいて気持ちは晴れず…結ばれた二人は子供もさずかる(これには救われた)というエピソードはヒロインの親友の思いで綴られ、真の二人の今が見えなくて。それはそれでこう言う終わり方もありかなとは思いながらも、読後がなんだかなぁという気持ちがずっと続いていて心に残る作品でした。
いいね
0件
せつない。
2019年4月12日
大正時代の切ない三角関係のお話でした。
色んな人の目線で書かれています。清澄の行動は絶対ダメなんですが、心情が分かるだけにせつない。寧子の傷つき閉ざした心も、馨の優しさで溶けたんでしょうね。
せつなすぎてスッキリする終わりではないですが、やっぱり好きな作者さんです。
いいね
0件
せつない
2018年3月24日
作者買いですが、本作は切ないばかりで、読後の幸福感はありません。後書きで「ダブルヒーロー」と表現されてますが、悪い方のヒーローとヒロインが苦しんでる2年間、良い方のヒーローはずっと不在で、ラスト颯爽と現れて、なんか美味しいとこだけ持って行った感じですね。悪い方のヒーローがかわいそうと感じました。エロも切なかったり悲しかったり酷かったりで、楽しめませんでした。
せつなすぎた
2018年3月19日
作者さんのファンです。BLは苦手 です。この作者さんは文章が文学的で美しい言葉を使うのが特徴と私は思っていて今回も 時代背景に合う綺麗な文章だなぁと思いました。
内容的には 恨まれる事をしたことはわかりながらも 最後は婚約者さんが可哀想になってしまいました。
彼の人生が別な物語で報われるといいな~と思っています。
レビューをシェアしよう!