サブスクサイトで何度も読んだのですが、泉野ジュール先生の作品の中で多分1番好きなので今さらですが購入しました。
泉野先生のヒーローは、なんといっても海外ロマンスに出てきそうな言い回しを多用してくれる所が魅力的だと思ってるのですが、今作品のリチャードは最たるもの。ライバルに対し、遠回しな嫌味をネチネチ繰り出してくれる所が気に入っています。
話の内容としては、田舎者の冴えない令嬢が社交界一の美男子に気に入られるシンデレラストーリーですが、愛を信じないヒーローを純真なヒロインの直向きさによって癒していくという王道展開にキュンキュン来ます。結局シンプルイズベストで、こういうのでいいんだよ、こういうので、と読後に素直に思える貴重なTL小説でもあります。
とはいえ、やはり泉野先生作品、シンプルイズベスト以上の満足感を得られます。
泉野先生作品にハマっている人には、ぜひ一読していただきたい作品です。
それと、麗しい藤浪まり先生のイラストも必見です。このイラストがあるために購入決断しました。