ネタバレ・感想ありアンティミテのレビュー

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その後も欲しい!
2024年11月17日
読んで良かったです!年下攻め年上受け、と安易に言っていいのか分かりませんが、良いところがギュッと詰まってた!好きです。絵についても、そうなんだー!って知らないことを知りながら楽しく読めました。読んでいて好きになる本は登場人物のその後が知りたくなります。この作品も、そんな一冊でした。
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すごく好きです
ネタバレ
2024年10月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「羊の鍵」のスピンオフです。こちらだけでも楽しめます。スピン元の当て馬が13年越しに幸せな恋をします。13年間もちゃんとした恋人がいなかった和楽が可哀想といえば可哀想なんだけど、なかなか不憫な環境の攻が出てくるのでお互いの救済ストーリーなのかなと。攻の群がかわいいです!
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ひつじの鍵のスピンオフ
ネタバレ
2024年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ ひつじの鍵の和楽がどうなったのか気になっていたので、とても良かったです。和楽がちょとひねた感じの大人になっていて、素直になれない群との関係がもどかしくて、どうなるのか気になって一気に読みました。
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ひつじの鍵から30代になった和楽の恋
2024年9月12日
スピンオフも年の差カプ♪面白かったです!攻めの群が好感が持てるキャラでとても良かったです。ひつじの鍵の羊もちょこっと出てきました。コンシェルジュにも縁ないけど絵画にも縁なかったのでお話の中に絵画が出ると検索しながら読みました。この絵か〜と楽しく、美術館にも行きたくなりました。
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本当の親密
2024年4月4日
真っ直ぐな眼差しと溢れ出る才能の塊の新人画家・群×悩み迷いながら群に惹かれるのを止められない画廊経営者・橘。年下×年上。橘の一人称で物語が進みます。
テンポが良く、絵画やそれに纏わる蘊蓄を織り交ぜつつ、橘と群の関係が深く甘く「親密」になっていく様が良かったです。割れ鍋に綴じ蓋&ケンカップル要素もあり。面白かったです!
凄い
2023年12月1日
初見の作家さんです。
レビューの高さから読みました。スピンオフとのことですが、前作は読んでいないです。だけど十分楽しめました。
何より作家さんの知識がすごい、、、、もう脱帽です。
こんなプロット書くのにどれだけ大変だったんでしょう?それともこの分野に精通されてるのか、、、、
最高に良い作品でした
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良かったです!
ネタバレ
2023年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ ひつじの鍵を読んで日が経ってから読みました。前作を思い出しつつゼロに近い状態で読み始めましたが…良かった。設定も二人も文章も良くてすごく面白かったです。無名の才能ある画家の卵×ギャラリー経営のパトロン。パトロンが主人公の和楽(わらく)で画家の卵が群(ぐん)。和楽が偶然目にした群の絵に惚れ込んで探すも見つからず、偶然母からの荷物再配達で電話したら配達員が群。コミカルな展開と群が徐々に和楽の心に浸透していく過程が良かったです。年下のワンコだと思った狼だったっぽい群とこれからお幸せに🖤と思いました😊他のレビュアーさんも書かれてますが、最中イラストがあるので公共交通機関内で読む時は気をつけて下さい🆖🚌🚇✈
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ひつじの鍵スピンオフ
2023年9月6日
和楽は気になっていたので、ひつじの鍵を読みながら次にスピンオフ読むのを楽しみにしていました。どーんと月日が経ってだいぶ大人になってからのお話で、え?と思いましたが絵画は自分にとって親しみがある素材なので、絵に関するストーリーは大変興味深く面白かったです。非売品のところでダメー!!!と心で叫びましたよね。群が前向きな子で良かったよ…ラストはちょっと物足りない、もっと欲しい、って感じがします。あとは読者の心の中で育てて、みたいなのかもしれませんが、ちょっと唐突というか、え、ここで終わり?もうちょっと!みたいな。
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心によく効くブレーキを持っていると大変ね
ネタバレ
2023年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『ひつじの鍵』で様子見しすぎたからか、相手の気持ちを慮りすぎたからか、恋のライバル以外に知られる事なく、煮え切らないまま終わってしまった和楽のお話です。
絵画以外の事には執着せず無為な日常を過ごしていたかに見えた和楽が、とある作品と製作者本人とに運命的な出逢いをする所から人が変わったように生き生きしだしたように感じました。
和楽のように「精神的によく効くブレーキを持っている人」は自身を抑制することに長けていて、本来は大人で好まれるはずなのに、それが恋愛ごとになると本人にも周りにも良い方向に働かなくて厄介ですよね。
私としては、スピン元で少々不憫だった彼が幸せになれたのは嬉しいけれど、『ひつじの鍵』の羊のキャラの方が好みでした。羊の「ラッキー=悩みがなくてハッピーってわけじゃない。世の中それを分かってないバカが多すぎる」というセリフが心に残りました。「それを分かってないバカ」に入る自覚がある私は、ハッとさせられました。サラッとした一文でも読み手に多大な影響を与えることのできる素晴らしい作家さん・作品だと思います。
良かった〜😩
2022年12月29日
作者買いです。「ひつじの鍵」のスピンオフ。前作を読んでいなくても問題なく読めます。それに私は本作の方が面白かったです。群の才能が見出されて本当に良かった!
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素敵
2022年12月19日
いやー和楽くん…大人になってー!
素敵な作品でしたー!
羊くんがちらっとでてきてめちゃくちゃ嬉しいです。
ひつじの鍵、続き出ないかなぁー
関連作まとめての短編集とか欲しいです!
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作家さん買い
2022年11月27日
ひつじの鍵のスピンオフですが、こちらを先に読みました。ひつじと和楽が大人になった話ですが、こちらの方が好みでした。
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ひつじの鍵スピンオフ
2022年9月28日
ひつじの鍵のスピンオフです。ひつじの鍵では、報われず辛く可哀想だな…と思っていた和楽のお話でした。
幸せになってくれて本当によかったです。
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ひつじの鍵で可哀想だった和楽のスピンオフ
ネタバレ
2022年8月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL小説で、ひつじの鍵→アンティミテ(スピンオフ)。アンティミテってどういう意味かと思ったら、intimate のことで日本語だと親密ですね。性的な親密さの意味あいもあるので、英語圏の日常生活では下手に使ってはいけない単語かも。
前作の「ひつじの鍵」で鈍感羊にずっと片想いして最後に潔く散っていった超可哀想な和楽がメインの13年後の救済話。羊も親友として登場します。芸術家の祖父と両親を持つ和楽はその後すっかり大人になって、ギャラリスト(画商)として独立してます。ある高校を訪ねた時に魅せられた絵画を描いた卒業生を探しだし、不遇な境遇にいた年下の画家の卵を育てていくお話。ギャラリー界のお仕事BLでもあるので、自分の全く知らない世界、いつもミチ先生の作品で新しいことを教えてもらいます。ひつじ〜よりも笑いは少ないかもしれませんが、こちらも良作。挿し絵がかなりエロで最近購入した覗き見防止フィルムが役に立ちました。(役にたってるよね?
好き!
2022年8月1日
イエスかノーか〜が大好きで、こちらも読みました。普通に恋愛して、普通の人たちなところが本当に好きです。面白かった。
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ひつじの鍵より断然こっち。
ネタバレ
2021年11月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ ひつじの鍵のスピンオフとはいえ、前作を読んでなくても全く問題ありません。高校生だった和楽を知っていると、余計にちょっと楽しめるかなって感じです。
前作から13年後、画廊を経営するようになった和楽が、新進の画家を育てて食べられちゃうお話で、いや、もう和楽が幸せになってくれてよかった。一穂先生の書く大人の恋はいつだって最高です。今回も絵画やそれを取り扱う画廊などの業界の色々の伏線がきれいに回収されていくのに身を任せる至福のときを過ごせました。このころから、もはや「ライトノベル」の域は超えちゃってます。最近一般文芸書のほうでお名前を見ることが多くなってきてますが、BLもぜひたくさん書いてほしいです。
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フランス語で「親密さ」
ネタバレ
2021年7月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 画廊オーナーの和楽は仕事で行った高校で2枚の絵に出会い心を奪われます。絵の作者は足往群という美術部員で卒業生というのはわかりましたが、就職して携帯の電話番号がわからなくて連絡がとれずにいたところ偶然会うことができ、画家として売り出すことになります。一穂先生の絵についての表現がすごくよくてさすがだと思いました。自分の絵に価値があるなんて気づかなかった群が画家として成長していく様子や和楽が喜びつつ少し複雑な気持ちになるところ、10才差の2人の恋愛模様がしみじみよかったです。「ひつじの鍵」を読んでいたので和楽がそっち側っていうのが意外でしたが、知ったときに、あーコレ絶対おもしろいやつだ!って思いました。羊も出てきました。一色さんは出ず。44才の一色さんがどうなっているのか知りたかったです。今回の2人も群はまだ22才なのでその後が読めるとうれしいです。羊と群って名前がおもしろかったです。前作読んでなくても問題ないと思います。
2019年8月 総246ページ。
スピンオフだけど、こちらが好き
2021年7月12日
文章に関しては何の問題もない。よくよくみれば『直木賞候補』の作家さん。そりゃ、上手いよね。
ストーリーもワクワクする展開もハラハラもあり、年下ワンコ×年上のパトロン(パトロンとは芸術の金銭的サポートをする人)が好きな人にはオススメです。
246ページ。最後のラブラブがもう少し欲しかった。
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いろんな親密があるのですね
2021年7月6日
前半はBLなのを忘れ、無名の画家未満の存在に期待してワクワクしながら読み始めました。2人の会話は面白くて笑えるし、共感を呼ぶ繊細な文章も多く引き込まれます。攻めがあっけらかんとした性格で私の中の画家のイメージと違って違和感が最後までありましたが、それでも☆5の面白さでした。
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スピンオフ
2021年6月24日
前作から13年経った設定ですっかり大人になった和楽が見れた。
羊も少し出てきて相変わらずな感じに安心しました。
映画のような恋愛物語でした。
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好きな作家さん
2021年4月30日
絵のことは全然わからないですが、それでも最後まで一気に読ませてしまう、さすが一穂ミチ先生です。
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良いお話
2021年4月8日
攻めが受けにかわいいなって言った時に悶えたよね。
嫌な人も出て来ないし、嫌な気持ちにもならないし読んで良かった。
山田2丁目さんも好きな作家さんなんだけど、今回の2人には合わないなって思ってそれは残念でした。
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これは神作品でした。
ネタバレ
2020年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一穂先生の作品は、自分の中では好きの当たり外れがあるんですが、これは本当に良かった。過去1好きかもしれない。単純な起承転結じゃない、緩急の効いたエピソードの配置が最高。駆け出しの画家とギャラリストという設定が余すところなく惜しみなく出し尽くされていた。ちょっと運命的すぎる都合の良さもあるんだけど、他の部分に地に足ついたリアリティがあるから全然許容できた。挿絵もめっちゃいい感じでした。日常シーンじゃなくて主に絡みシーンを挿絵でお見せする!という潔さを感じました笑。いやー、いいものを読みました……。
素敵なおはなし
2020年12月21日
「ひつじの鍵」が期待以上に良かったので、その親友の和楽のお話と知り即購入。本編では高校生だったのが10年以上経ち大人に成長したスピンオフてのが嬉しい。あの一色さんの立ち位置が本作での和楽であり、立場があり年の差があり惚れまいとしながらどうしようもなく惹かれる大人の心情がよく描かれており素敵な話でした。
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ひつじの鍵のスピンオフ。よかった
ネタバレ
2020年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ ひつじの鍵が最高だったのでこちらも。

羊くんがちらっとの出演ですがとてもいい役でしたね。
ばっちりかっこよかった!
一色さんの出番はありませんがあれから10年以上でいまだラブラブというのだけで幸せです。

こちらの二人はあちらより落ち着いていますが
関係性の変化など見所がたくさんで
一気に読んでしまった。
群くんもかっこいい。
和楽くん、幸せになれてよかったね!!
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面白かったです
2020年12月18日
イエスか〜流れで読みました。どちらも世界観がしっかりしてて読み応えあります。私的にイエスか〜より降ったら〜に色味がにてるかも。
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お互いが惹かれ合う描写がとてもよかった!
2020年10月23日
ひつじの鍵のスピンオフ作品とのことでしたが、前作未読のまま読みました。より楽しむには読んだ方が良いのだと思いますが、この作品のみでも楽しめる作品だと思います。主人公の気持ちや行動に対する心理描写の言葉選びが巧みで素晴らしい……!段々と心を許し惹かれていく過程が美しく、満足感でいっぱいです。
身分差もの
2020年9月28日
ひつじの鍵のスピンオフ、というか登場人物が少し被ってるけど基本的には全然違うお話です。こちらの方が好きかも。ギャラリストと才能はあるけれど家庭の都合で絵が続けられなかった画家の青年。マイフェアレディとかそういう感じかも。
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うん よかったです
2020年5月12日
無名で高校の卒業制作で描いた絵に一目惚れして 偶然に出逢った後 画家として育てていく過程と二人の関係がよく書かれていてとても良かったです。スピンオフですが ひつじの鍵より先に読みましたが 十分楽しめました。
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言葉選びが今どきで素敵
ネタバレ
2020年4月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ クール受けがじょじょに愛を知る様が良かったです。今時セリフがテンポよく面白くて、攻めの素直さとか、キャラの持ち味がキチンと伝わって印象的でした。グッと来る萌えセリフもあって胸キュンしてBLに浸ったので満足しました。この作家の別の本でも感じますが、背景がみごとに絵になってそのシーンが浮かんできます。今回はモノクロの絵と静かな情熱って感じが好みでした。そして、よく取材されており、またまた物知りになりました。出会いとか最初のアプローチに不自然さを感じましたがおそらく読み返しするので星4個としました。
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とてもとてもよかったです💗
2020年4月6日
「ひつじの鍵」が気に入って、ついでにこちらを。でもこっちの方が好きかもーーー。群の持ってる力のおかげか、物語の勢いは半端ないし、親密 の場面もひと筆ごとに高まる深まる!和楽はただただ翻弄され…でもそこで流されてどっかいっちゃわず必死に踏み止まる役だったのかな。ということは素晴らしい受っぷりということ?何にせよとてもよかったです!
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良い〜
2019年10月12日
ひつじの鍵のスピンオフ。たぶん読んでなくても大丈夫。相変わらず話の構成も言葉の選び方も秀逸で素敵。群みたいにまっすぐで恐れない男じゃないと和楽は一緒にいられないよね…
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和楽、良かったね
2019年10月12日
前作であまりに爽やかにあっけく失恋した和楽がちょっと気になっていたのですが、10数年後に幸せになる話。この空白の期間も気になりますが、とにかく真っ直ぐな群に溶かされていく様子にニマニマしてしまいました。和楽、可愛い人だったのね。そして、高校時代もそうだったように和楽自身も根っこは素直でおごるところがなくて、だからこそ群も惹かれたんだなと思いました。ちらっと出てきた羊がお父さんの会社に就職して、相変わらず可愛くて切れ味がいいのも嬉しかったです。前作読んでなくても楽しめると思います。
年下ワンコとクール系の年の差ラブ💗
2019年10月2日
年下ワンコな絵描き×クールだけども絵が大好きな画商の作品で、10歳の年の差ラブです💗「ひつじの鍵」のスピンオフ作品とのことですが、未読でも楽しめました!
二人の恋愛はもちろん、絵画の仕事についてもしっかり書かれていて、先を読みたくなる気持ちが止まりませんでした。
恋愛部分では、終盤の受けの和楽が可愛すぎて…普段がクールだからこそ、可愛さが引き立ちました💗攻めの群も、ちゃっかりオネダリ上手で、ワンコ系年下攻めの良さを発揮してました😄
甘めでほのぼの、お仕事描写のしっかりした作品なので、一穂さんのイエスかノーか〜シリーズがお好きな方はハマる作品かと思います!
ひつじの鍵スピンオフ
ネタバレ
2019年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ひつじの鍵」から13年後、ずっと羊くんを想っていた和楽のお話です。
少しほろ苦さもあるけど和楽がとっても可愛い
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スピンオフ
ネタバレ
2024年9月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 羊に振られてからの和楽31才。
よくも悪くも、あまり相手にいれこまない。
そんな彼が20代の若者、群の才能ごと一目惚れ。
まぁ、本人は気づくのおそいというか、わかるけどふみこまないようにしてるというか。
年の差もあり、羊への親密度から自分の立ち位置的なことも考えてだけど、理詰めなタイプのせいか、恋愛には不器用。そこがまたよいのですが。
群と恋人になってからの和楽のけじめもよかった。
続けて作品を読むと楽しめると思います。
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カラッとサラッと
2023年3月30日
ひつじの鍵のスピンオフ。肩に力を入れずに、サラッと読めました。ジメジメ感がなく、カラッとしてて読みやすかった。
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スピンオフ作品の方が好み
2023年2月8日
凄い運命的な出会いってあるんですね、これは感動してしまう。
彼の才能に落とされたな。
ちょっと自分に自信がない和楽がこのストーリーの良さかな。
申し訳ない程度のひつじの鍵の羊の出番は要らなかったかな。
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ひつじの鍵のスピンオフ
ネタバレ
2022年7月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 和楽は元々クールな感じなのかなと思ってたら心の中で色々抱えてたな。群は予測不能なところもあってでも真っ直ぐで冷静に構えてる和楽を揺さぶっててよかったね。絵に興味がない私でも絵画の素晴らしさが伝わってくるような小説でした!
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大事なものの価値
ネタバレ
2022年6月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一穂さんの作品は大好きで、つらい時期とか仕事に行きたくないときは絶賛一穂さん再読ウィークかます人です。新しい作品に手を出すときも、ひとつ買っては大事に読んでの繰り返しだったと思います。でもこの作品はなぜか購入してから長いこと積ん読してました。実際読んだのは随分前ですが、一穂先生の最近のご活躍で逆に寂しさが増してしまって、再読してレビュー全部してみよう!と思い立ったので書いてみます。
「ひつじの鍵」のスピンオフだということはわかっていて、そちらでも和楽というキャラクターは気になる子だったのですが、お金持ちのキャラだったし、没入はできないかもと思ったのかもしれません、とにかく食指が動かなかった。
ただ読み始めてみたらこの作品は後半から最後の追い上げがすごいです。前半、和楽がある絵に惹かれるところから始まるんですけど、運よくそれを描いた人を見つけだす過程は、う~んそんなことある?って感じだったんですよ、一穂先生の作品て超絶奇跡な偶然が起こることがよくあるので、納得感がないわけではないんですが、この時は、ん?と思ってしまったんですよね。でも最終的にははぁ~やっぱり1本映画観た感じになりますわ・・。
絶対このままうまく行くわけがないんだよな。。。わかっているけど何が起こるんだろ、とか一瞬よぎったんですが、そんなことすぐに脳内から消滅してしまうくらい、歯止めがきかずページをめくる手が止まらなかったのを覚えています。
大事なものって、他の人からみたら、大切にしてるんだろうな~くらいのものでも、自分にとっては絶対に譲れないものがあって、大好きな人にそれを完全には理解してもらえなかったんだって思ってしまったら、自分だったらどうするかな?大好きな人だからこそ悲しみが深いのかな、ちょっと心臓がギュッてなりました。悲しみの種類が違ったと思う。
二人が仲を深めていく過程もいいし、ただのパトロンじゃなくて、ちゃんと才能を観てるかんじも好きでした。
もう一度和楽が足徃の絵を自分の目で見つけて、彼自身をも見つけ出すんですね。最後きちんと探しものがみつかってよかったです!
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初作家さん
2020年9月23日
試し読みで面白そうだったので購入。文章もとても読みやすくてよかったです。
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スピンオフ作品
ネタバレ
2020年5月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 羊の鍵の羊くんの幼なじみが今回の主役。前作の設定から12年後なので、和楽はギャラリー経営。中過ぎにちょこっと登場の羊は眼鏡屋店員に。内面の葛藤表現が主軸の作品ですが、テンポがあるので、一気に読めます。
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よかった
2020年4月24日
あまり知らない世界のお話が新鮮で楽しかったです。絵のことはよくわからないけど、お話はわかりやすく、表現もよかった。
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雰囲気が良い
2020年2月11日
作者の文章の雰囲気と絵画という題材がとてもあっていて、素敵でした!
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さすが一穂さん
2020年1月31日
これ攻めと受けが逆だとめっちゃ犯罪だなとちょっとおもいつつ楽しくよめました、
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良い
2019年11月24日
作家買いです。一穂さんの静かな文章が良い感じです。イラストは合ってないと思いました。
宅急便
ネタバレ
2024年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ の配達員のおにーちゃんのシンデレラもしくはマイ・フェア・レイディのストーリー。なのにでもこれが画商・和楽の救済ストーリーとして書かれているのが面白いです。数年前描いた高校の頃の絵が偶然にも画商の目に留まり、少し変わった名前が幸いし、またこれも千差一隅のチャンスで荷物を配達に行くとその人に会え、絵を売ることが出来て契約までしてもらえる幸運さ。まぁ出来過ぎですね(笑)そして対価を払うはBL的と言えどもあまりにもお話しを安くしてしまい、とても残念です。再度中国でシンデレラ君はまた偶然にも見付けて貰えますが、これもあまりにも上手くいき過ぎと思うのですが…
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スピンオフ作品だそうです
2022年3月29日
シリーズ物と知らずに、画家とギャラリストの組み合わせが珍しくて読んでみました。
スピンオフ元未読で読みましたが、読んでいなくても話は理解できると思います。
でも読んでる方が話に説得力を感じられたのかもと思いながら読了しました。

諸事情で絵を描き続けられなかった青年・郡を、ひょんなことからギャラリストの和楽が見出し、探し出すところから物語が始まります。

話の題材自体はあまり見かけない?画家の世界のことも知れて、一穂先生の作品はお仕事面がいつも読み応えがあるので、楽しく読めました。

が、主役2人の心を通わせる過程が個人的にちょっと物足りなかった。和楽は郡の絵に一目惚れしているのでなんとなく分かるんですが、郡が和楽を特別に感じていくのに説得力が今ひとつというか。
絵を描けるように色々してくれたこと=恋愛として好き、に安易に繋がりすぎな気がしました。
前作読んでないので和楽の性指向を正確に理解していないのですが、ゲイよりのバイなのかな。
でも郡はストレート。ストレートの人が恩人だからといって性別のハードルが低いなぁと感じてしまいました。

BLジャンルで、ラノベだと思えばサラッと読み流せるところだと思いますが、一穂先生の文章がとても好きなのでどうしても文芸作品レベルの完成度を求めてしまう自分がいます…。

全体的にあっさり短めで、案外すぐに問題解決していくのもサクサク読める一方で、物足りなかった。
問題や葛藤の中にある心の機微をじっくり読み込みたいんです、一穂先生の作品は。

年下ワンコ系の郡とクール年上美人?な和楽なので、そういうCPが好きな人は楽しめるかも。

あんまり好みのお話じゃないと思いつつ、グイグイ読み進められるのが一穂先生なんですよね。先生の文章大好きです。
☆3.5くらいです。
大好きな作者様です。
ネタバレ
2021年8月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受けのキャラがツンデレ系で、私の好みではないなぁと思いながら読み進めていましたが、非売品を勝手に売ったところでアウト。三十を超えたキャラではありません。売ったところから再会まで早すぎてなんだそれって感じでしたし。1番の盛り上がりがあっけなく収束して残念。でも文章自体はやはり凄かったです。のめり込んで最後まで読みました。
うまくいき過ぎ。
ネタバレ
2025年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2人が出会う場面も、絵描として活躍していく所も
2人が結ばれていく行程もたいした苦労も無く
全てがハッピーエンドになる。家族まで。
絵画について、作者はよく勉強されていると
思うが、中身は薄い作品。
草間弥生だって60歳くらいからやっと評価された。
美大にもいってない若者が、個展で500万で売れたなど
荒唐無稽すぎて、笑える。
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作家名: 一穂ミチ / 山田2丁目
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館