極道さんシリーズの番外編。人当たりが良く、控え目で優しい看護師・子刀祢舞桜が主人公。前々から怪しいと思っていた伊勢崎と舞桜が遂に!そして伊勢崎の名前は晴海と判明。16歳の時、賢吾に助けられて以来、遠縁の伊勢崎と一緒に暮らす舞桜。今回その過去が明かされました。
碧斗やキヌとの関係も複雑。父親がまた見事なダメっぷり。一人で戦う舞桜が切なく悲しい……。さらに自分の存在意義=言われた仕事を完璧にこなすことだと考え、佐知とは違う鈍感さも発揮。
一方の伊勢崎は舞桜に矢印出まくり。一人だと寂しくて死ぬ(いつからウサギに?)とか、一緒のベッドで寝たり、一緒に引っ越そうとしたり……。ナチュラルにラブラブ過ぎて白目状態。
伊勢崎の甘やかし具合も中々賢吾レベル。しかも長年思いを募らせていたりと、何だか伊勢崎がかわいい。両思い後は、何も知らない舞桜に実戦で教える伊勢崎。チャンスは逃さない!
甘さが加速しすぎて、白目どころか一周して戻って来る勢いです。「~で。」で終わる文章は少し気になる所。イラストは表紙のみ。