愛にトラウマがあるためにヒロインへの気持ちを「愛している」という言葉に当て嵌めたくないヒーロー。
どんなに態度で愛情を示したところで、言葉ではっきり拒絶されたら逃げるのも仕方がない。
けれど、このヒロインはその後も逃げすぎ。
思い込みからのすれ違いは王道ですが、子供がヒーローに懐いたのだから、ちゃんと疑念をぶつけて向き合う姿勢が欲しかった。
ヒロインより幼稚園児の息子のほうが現実を見ていてしっかりしていました。
ヒーローは自分の言動を反省して、5年間もさがし続ける誠実な人でよかったです。
ただ、どんなに資産家でもリムジンで田舎までは…ないなぁ。
全体的には読みやすい文章でしたが、最後、急に短文で数年分をざっくりまとめたのは文字数の都合でしょうか?残念な印象で終わってしまいました。
イラストは幼い感じで本文のキャラのイメージと違いました。官能シーンが似合いません。