このレビューはネタバレを含みます▼
猫の傀儡師(くぐつし)と傀儡(くぐつ)を、それぞれ、(かいらいし)と(かいらい)と読むと、全く意味が違ったものになってしまいます。
傀儡師(くぐつし)は、猫と人の為に、傀儡(くぐつ)を遣って、共に助け合います。
そうすることによって、猫の利にも人の利にもなっているのです。
猫だけが得をするのではありません。
一方、傀儡師(かいらいし)は、猫の為に、傀儡(かいらい)を遣って、働かせます。
そうすることで、猫は利を得ますが、人の利にもなるかと言えば、それは何とも言えません。
傀儡師(かいらいし)の胸先三寸で、心根の良くない猫であれば、人はただ働きか、骨折り損のくたびれ儲けになるやも知れません
。
そのことを念頭に置いてこの物語を読んで往けば、一匹と一人の活躍を楽しんで読めること請け合いです。
くれぐれも、こんなにうまく往く筈がないとか有り得ないとか思わずに、肩の力を抜いて読んでみてください。
猫には秘められた力が案外とあるのやもしれません。
それは、私達が気が付いていないだけのような気がします。