ネタバレ・感想あり贖罪のレビュー

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囚われ
2025年4月8日
それぞれの視点で物語が語られるが、それぞれが15年もたったのに、それぞれの形で事件にとらわれている。
そして因縁めいたように起こる数々の出来事。
どんどん引き込まれていきました。
結果は救われなくても、最後は少し救われた気がする。
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一気読み!
ネタバレ
2024年7月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読後の後味が良くないことは分かっているのに読んでしまう湊かなえさんの小説。この作品もその一つで、読み始めたら止まらず一気読みしてしまった。登場人物の独白という形でそれぞれが詳細に心情と状況を語っていきながら、ストーリーも時系列で進んでいき、読めば読むほど先が気になる。読者を惹き込むのが本当に上手だと思う。途中、ちょっと簡単に死にすぎじゃないか、助かってもおかしくないか、という状況があったけど、流れるような負の連鎖のストーリーの渦ののまれ、さほど気にはならず。最後に、弘章の独白とか週刊誌の記事とかも読みたかったなーと思うけど、それがあると特有の後味の悪い感じが残らないのかなーとか思ったり。とにかく面白かった。
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面白い‼
2023年5月16日
何日もかけてスキマ時間にゆっくり読もうと思っていたのですが読みだしたら次は?次は?と気になり結局一日で読み終わってしまいました(笑)
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罪の連鎖
ネタバレ
2023年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 独白形式で構成されているのは「告白」と同じですが、こちらの方は少しだけ救いのあるラストになっていました。四人の少女たちに課せられた呪いの言葉が彼女たちのその後の人生を大きく狂わせていく。でももし被害者少女の死を悼み弔う気持ちがあれば呪縛に囚われることはなかったのではないかと思います。一番大切なことにもっと早く気づいていれば忌まわしい償いの連鎖はおこらなかったのではないかと思います。償えと迫った母親の気持ちも少しわかるような気がしました。でも本当に償わなければならなかったのは母親の方。あまりの皮肉さに鳥肌が立ちました。本当の悪人は誰なのだろう、「贖罪」とは誰のための贖罪なのだろう、彼女たちの15年は一体なんだったのだろうといろいろ考えずにはいられませんでした。最後は当然犯人の独白で終わると思っていたのですが、違いました。結局犯人の素顔ははっきりとはわからないままで、事件を起こすまでと真実を知ったあとの、相当苦しんだであろう犯人の苦悩にも触れたかったです。
凌ぐ
2022年10月31日
過去に起きた女児の誘拐事件。
それには4人の目撃者がいたものの何故か犯人の顔は思い出せないまま。
そんな目撃者たちに過去の事件はいつまでも付きまとうかのように不幸をもたらす。
なんとも後味の悪いミステリーでようござんした。
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