ネタバレ・感想ありイングランドを想えのレビュー

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タイトル最高…!!笑
2024年7月2日
1904年英国、怪我で退役した元大尉カーティスはある事件の真相を探るため知り合いの別荘へと向かっていた…。時代も舞台も大好きな雰囲気で、しかもミステリーとは嬉しい。タイトルから勝手に少しシリアスなお話を想像していたら「そこかっ!?」と大爆笑してしまった。2人のキャラや掛け合いも魅力的。予想外に濡れ場の描写もしっかりあり読み応えがあった。とにかく面白かった!
星4,9!超良い続編希望!Please Sequel!
2024年1月2日
小説、読み切り。

く〜〜!
久々に読みました、MM小説のモノクロームロマンス文庫!
めちゃ良かったよ〜、読み応え有りました!

初の作者さん。
とりあえず1巻ものを手に取りましたが、大正解!

イングランドの田舎のお屋敷を舞台に、招かれた上流社会の人たちの集う社交と遊びの場。
主人公は家柄の良い堅物な元軍人。
その中で一人毛色の違う、肌の色も信仰も違うなよっとした男。。
明らかに侮蔑を受けやすい印象の持ち主だが、社交の場に招待されるだけはある。。
楽しい時間を過ごすために集ったのに、、、!?

戦後の時代背景に、ミステリアスや危険も含む進展。
背景ストーリーがメインで、そこに2人の関係も織り交ぜながら進みます。

だんだんとそれぞれのキャラの魅力が見えてきて、読み進めるごとに楽しくなってくる!
後半チャーミングな女性たちが素敵でした。

日本のBoysラブと違い、現実社会を仮定した等身大のMensラブのお話。
また旧約聖書を共有する一神教(ユダヤ・キリスト・イスラム)は本来同性愛は禁忌であり、政治と宗教の繋がりが強い時代は周囲からの反感は大きい。
リアリティーが高く、非常に惹きつけられます。

うわ〜今後の彼らも気になる〰!
次の仕事?のお話も読みたい〰。。

翻訳されているのは3作品だけのようなので、思わず読了直後に作者さん名と原題で検索(こういう時ネットはほんと便利ですね!)
パッと見た感じでは、無さそうな…(泣)。。

作者さん代表作であるらしい「A Charm of Magpies」は(シリーズ表示)があるけど、本作の原題「Think of England」にはそんな表示はない。。

書いて欲しい〰、そして翻訳して欲しい〰!

ちなみにその代表作は邦題「カササギの魔法シリーズ」で電子である!
翻訳者さんは一緒。
作者さん買いは間違いない、読みますともっ!


〈余談&意味〉
検索中にたまたま見つけた記事で、原作を読んだ方の詳しい解説がありました。
非常に興味深く、翻訳(本作)を読んだだけではわからない裏の意味もわかりました。

#Think of England:イギリスの格言。夜の営みに気乗りしない妻への言葉、≒子供を産んで祖国へ貢献しろ。本作中の訳では、英国のためだと思って(我慢しろ)。→タイトルが絶妙(笑)。。

#作中の女性達は主人公のFF小説が有り。
「Proper English」。→翻訳して欲しい(泣)〰!
おもしろかったー
2023年11月23日
すっごいおもしろかったです。
びっくりするくらい痛快で、みんな魅力的で、そしてロマンチック。
ダニエルもアーチーもすてきなんですけど、ダニエルがものすごいわたし好みでした。
大変楽しく読みました。
いやほんと、すっごくおもしろかったです。
真実を求めてたどり着いた先にあった物は
ネタバレ
2023年9月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分のことは自分が一番よく知ってると言いますが、あながちそうではないってことも多々あることです。カーティスは自分について知らないことがあって。今回の事件によって、本来の自分に出会って、驚きを隠さない。ダニエルは傷つくのは慣れてるなどとうそぶきます。切ない。彼の学生時代のエピソードが酷い。けれど、時代が許さないのですが、折り合いをつけたのです。僕のバイキングというセリフが可愛らしい。恋する人のセリフですよ!仕掛けに関してはすぐわかると思います。全く、よく考えるものですね。カルース嬢とマートン嬢の女性コンビがとっても生きと描かれています。
ハラハラどきどき萌えが詰まってた!
2023年2月15日
登場人物が少し多めなので何となく把握出来た頃には読み終わってました笑。自覚のない攻め様の心の動きが萌えを盛り上げてくれました!ある出来事の真相を追って物語が進みハラハラ展開の釣鐘効果に読者も巻き込まれて最後まで美味しく頂きました。海外ものは男同士が簡単に成就しない醍醐味を楽しめるので辞められませんね。
満足
2021年9月20日
レビューが少ないので購入を迷いました。結論から言えば読み終わって満足しました。サスペンスに主人公の不器用な恋心が加わりストーリー展開が楽しみでした。恋の行方は?と思っていたら、、思わぬ展開にラッキー(笑)コンビを組んだ二人の事件解決続編を期待したいです。
面白い!
ネタバレ
2021年9月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューが少ないけど、海外翻訳ものも面白いのでぜひたくさんの人に読んでいただきたいです。
陸の孤島のようなお屋敷で次々に判明する犯罪、衝突していた相手に惹かれていく様子が絡み合って、ページをめくる手が止まりません!
演技をしない時のダニエルの可愛さよ…。カーティスもまっすぐな良い男なので、男色が罰せられたあの時代に、二人が長く幸せでいられたらと願わずにいられません。
クローズドサスペンス:満足感↑↑
2021年7月3日
《M/M小説》初読み作家さん。最高に面白かったです!!
私のドストライク(笑)レビュー数少ないのが不思議。

20世紀初頭の英国ロンドン郊外が舞台のサスペンス。
実業家ヒューバート卿の別荘パーティー(二週間滞在)で出会う二人。

元大尉の英国紳士アーチー・カーティス×ユダヤ人の詩人ダニエル・ダ・シルヴァの話。

自ら負傷し多数の仲間を失った戦地での事故のテロor陰謀の証拠探しが目的のカーティスと、それを阻むダニエルが共同戦線を張ってからはもう夢中です!!

その事故で肉体的ハンデを負い多くを失ったやさぐれカーティスの招待客観察から面白い。ダニエルに至っては〈嫌悪の塊〉〈忌々しいやつ〉〈不快な生き物〉相当な毛嫌いがロマンチックなメロメロになるからたまらない!!

正しい英国紳士であろうとするやさぐれ堅物(カーティス)と
知的な怪演を見せる'なよなよ'(ダニエル)のウィットに富んだ噛み合わない掛け合いがツボ◎
日本作とは違った台詞回しも魅力です。

エドワード朝時代のクラシカルな背景に、多数の思惑が絡み、
階級・人種差別のヒリヒリ感、屋敷の構造や塔・洞窟などハラハラドキドキ満載でノンストップで楽しめました。

読み進むほど変人二人の魅力的な人柄にハマり、深い愛情と官能的進展も良かった。大どんでん返しの先の粋なオチだった二人のこれからの関係構築を読みたいです!!
ストレートな邦題も素敵◎
最高だった(泣)
2021年7月2日
同性愛タブーの時代背景と聞いて、おかたい内容なのかと思ってたら、全然甘かったよ〜!やってる証拠を掴まれたら2年刑務所行きなだけで(それも恐いけど)、やってる人達はそこそこいたらしいです…。事件も展開も息を呑むほど面白くて、二人は甘くて最高でした!面白かった😄
ロマンス!
2020年8月18日
ロマンティックなBL。海外ものなので心配な方もいるかと思いますが、この作品に関してはリバ等はないです。続刊でるのかな?だったらちょっとわかりませんが。
続刊があったら絶対買います。元軍人とスパイのお話で体格差好きな方におすすめです。
とてもよかった
ネタバレ
2020年8月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 20世紀初頭の古き良きイギリス。好きな時代です。同性愛が法律で罰せられた当時の時代背景が上手く生かされていて、主人公カーティスが最初はいけ好かない相手だったダ・シルヴァと心ならずも行為に及ばなければならなくなるシチュエーションがたまらない。
最後は公私ともにパートナー結成となった二人が、また別の事件で活躍する続編があればぜひ読みたいです。
タイトルは"Close your eyes and think of England"(目を閉じてお国のためと思いなさい)その昔、上流階級の女性が初夜の心得として言い聞かされた言葉だそうですが、そこから取ったものですね。これを知ってるとあのシーンのセリフがより楽しめます。
※リバが心配な方へ
挿入ありの行為はないですが雰囲気的にダ・シルヴァ(黒髪)が受です。
試しに…
2024年1月10日
半額セールで試しに買ってみました。試し読みの段階ではアガサ・クリスティを彷彿とさせる古き良きイギリスのミステリー風でワクワクしましたが読み進める内にちょっと予想と違うぞとなりました…もちろん謎解き自体は面白く単に好みの問題かと。あとイラストでヴァイキング風の大男の主人公をもっと大げさに買いて欲しかったです。最後の方で続きそうな感じだったのでもし続編があるなら読みたいです。
サスペンス強
2021年9月23日
M/Mも海外ミステリーも好きです。かなりサスペンス強しドキドキしながら、2人の想いもどう転ぶのか興味深く楽しめました。
いいね
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20世紀初頭のイギリス
2021年2月18日
この時代ならではの、階級社会及び同性愛タブーな世界のお話ですが、ありがちにならないストーリー展開が良かったです。
ただ、翻訳が大変なのは承知していますが、ちょっと直訳気味で若干読みづらかったのが残念でした。
階級を超えたLOVE。
2020年9月7日
初めてモノクロームロマンス文庫本を手にしました。EMフォースターの『モーリス』が大好きなので1904年が舞台のこの作品大変楽しみにしてました。イギリスの階級社会をきちんと理解してるわけじゃないけどダ・シルヴァが蔑まれる状況はわかります。元軍人で堅物、家柄の良いカーティスがだんだんとユニークなダ・シルヴァに惹かれていく様は良かったです。ストーリーもミステリーになっていて面白かったんだけど、、BLの甘さに慣れてしまったからかちょっと萌えが足りなかった〜。でもtkbピアスは良かった♡
色物受け
ネタバレ
2024年4月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙を見てインド系イギリス人かと思いましたがセファルディ系ユダヤ人なんですね。(なら少し茶色が濃過ぎです、ベリ子先生)そしてこの彼はナヨナヨしたゲイって随分攻めた設定です。お話しの中でもバンバン差別されてますし、この時代のゲイのユダヤ人ってさぞかし生き難かったでしょう。そんな美しい顔立ちで頭の良い彼のお相手は元軍人の木偶の坊のお坊ちゃまって言うのも興味深いです。この彼から男子校の寮や戦地にて同性同士で慰め合う行為をするという事とゲイであるという事には違いがある事を学びますが、それは無しでしょう(笑)こういう矛盾を正当化させる人って本当に多いですけどね。お話しは翻訳のせいか流れが良くなかったです。このお話し事件の謎解きと解決が何だか簡単でその分恋愛の比重が大きいように思いました。
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