幼い頃の政略結婚。隣国の王太子を助けるための。父王から王座を奪い王太子さえも狙っていた父王の弟から逃れ、ヒロインの国へ。結婚してしまえばヒロインの国でその身は守られる。そして、5年経ちヒーローは叔父から王座を奪還するためヒロインと暫しの別れとなる。そのまた5年後、王座奪還を果たしたヒーローがヒロインを迎えに来る。政略結婚もあまりに幼かったからヒロインには自覚がなく、結婚もそういえばしていたっけ?なんて忘却の彼方に。それでもヒーローはヒロインの一言に救われて王座奪還の戦いに赴け、それを励みに成し遂げヒロインを忘れることはなかった。その2人の想いの差が少し残念で淋しく思えた。ヒーローの国で王妃として暮らすうち、叔父王の復活を企むクーデターが。生き残った叔父が戦いの狼煙を上げたと知らせが入り立ち向かうため出立するヒーロー。もしかしたら…の不安な心のまま送り出すヒロインに、何があっても叔父の息子(ヒーローの側近)を信じろ。と謎の言葉。貴族の中に城中のなかに裏切り者がいるかもしれない。その人らがクーデターを謀ったのであれば‥誰が味方で誰が敵かわからない不安なまま、本来なら息子である側近を信じられるはずもなく。とうとうヒーローが捕えられて城に戻ってきた。久しぶりの対面の場で真実が明かされる!
幼い頃からヒーローに付き添ってきた人物が、その娘がこのお話の要かな?叔父の息子も出番はあまりなかったけど良い働きかな?そして、戦かと思いきやそれさえも裏切り者を炙り出す…なんて、これ以上はネタバレですね。ここまででも、まぁまぁネタバレかもしれないけど(^^;)ちょっとヒロインの鈍さに物足りなさを感じますが、後半は一気に読ませてくれます!